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2018年06月10日

☆『若旦那のひざまくら』 坂井希久子:著

こんにちは。
くり子です。

今日の本は、『若旦那のひざまくら』。

若旦那のひざまくら [ 坂井希久子 ]

価格:1,620円
(2018/6/10 18:47時点)
感想(0件)




タイトルとイラストから想像していたのは、時代物。
しかし読んでみたら思い切り現代物でした。

京都西陣織物屋の老舗のボンボン『充(みつる)』に見初められた、関東のバリバリのキャリアウーマンである『芹(せり)』は、入籍前から京都で充との生活を始める。

充の母親や、充に恋する別嬪でお稽古ごとが完璧な幼馴染の、嫌味たっぷりのいけず
ご近所さんの、無責任な噂話。
旧態依然とした伝統工芸の世界の、排他的思想。
豊かな老舗の、将来に対する危機感の希薄さ。

頼りのボンボンは出張でほとんど家にいない状態で、文化の違う関東から京都にやってきた芹を色々な事柄が苦しめる。
芹は、それを持ち前の努力と根性とフットワークでひとつずつ乗り越えていく。
芹の頑張りに勇気をもらい、芹の活躍に胸のすく思いがする。

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晴耕雨読を目指す女性。 最近すっかり「手ぬぐい・モンペ」に馴染んでしまったため、 危機感をおぼえ、モンペの下にジーンズ着用。 更に危ない人物になりつつある。
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