くり子です。
今日の本は、『もういちど村上春樹にご用心』。
価格:723円 |
じつはくり子、ハルキストに怒られそうなんだけど、村上春樹氏の作品の良さが分かりません。
氏の作品は、決して小難しい理屈を並べ立てているわけではないので、読むのに難儀することはありませんが、くり子の頭では理解不能です。
本書は、そんなくり子にも「また村上春樹氏の作品を読んでみたい!」と思わせるような、
内田氏から村上氏への熱烈なラブレター(?)です。
この作品の中に、
「司馬遼太郎を読むおじさん」たちは村上春樹を読まず、「村上春樹を読むおねいさんたち」は司馬遼太郎を読まない・・・
と言う内容の事が、書かれています。
そうです、くり子は「おじさんたちをキュンとさせる『熱いもの』は理解できても、おねいさんたちの心をくすぐる『何か』は理解できない様です。
そしておねいさんたちの心をくすぐる『何か』は、外国人読者にも読みやすい・理解されやすいものであるらしい。
意外にも、司馬遼太郎は外国語訳の少ない(あれだけの作品を著しているのにアマゾンで入手できる英訳は三点しかないそうです)「国民作家」で、村上春樹はさまざまな言語で数百冊のものがただちに購入できる「世界作家」であるようです。
とにかく、内田氏の村上春樹氏への熱量は良く伝わりました。
タグ:本
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