くり子です。
今日は、宮部氏の『鳩笛草』です。
価格:108円 |
特殊な能力をもった三人の女性の物語。それぞれが独立した、3編の中編小説からなる。
「朽ちてゆくまで」は、予知夢を見る事ができる智子のはなし。
「燔祭」は、念じただけで発火させる事ができる淳子のはなし。
「鳩笛草」は、他人の心を読む事ができる貴子のはなし。
その力に戸惑いながらも、それを受け入れ生活する普通(?)の女性たち。
本作ではその力がある故に葛藤する彼女たちの様を描く。
好きでそんな力を持った訳ではない彼女らの、「戸惑い」や、「その力に見出す可能性」などが描写されている。
迷う主人公たちに感情移入して、一緒に悩みながら読みすすめた。
タグ:本
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