くり子です。
『降霊会の夜』です。夏にふさわしい読み物です。
価格:1,620円 |
大きく分けて2つのストーリー。
主人公が降霊会を通して、彼の過去と向き合っていくというもの。
前半は少年時代の友達、後半は青年時代の恋人に会おうとする。
主人公の友達や恋人の関係者の霊が、彼ら自身の思いを告げる。
夢の中の女が言う。
―罪がない、とおっしゃるのですか。
―何を今さら。忘れていたくせに。
主人公はどこにでもいそうな男性。
悪意がない、そして鈍感。
ただ、悪意がない鈍感さで色々な人を傷つけてきた。
降霊会で霊たちに会わなければ一生知らずに過ごしていたかもしてない罪。
霊ではなく、その罪が怖いです。
タグ:本
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