くり子です。
今日は古民家の畑に種を蒔いてきました。
畑で作業していると、隣の畑のおじいさんが耕運機をかけに来られました。
このおじいさんとは初めてお会いしました。
隣の畑は夏の間全面サツマイモを植えておられます。
サツマイモは植えてからほぼほぼお世話をしなくてもよいので、畑に来られる頻度が少ないからだと思います。
おじいさんは「畑を掘っとるが、何かええもんが出たんか?」と聞かれました。
「いやあ、畑を作らんと税金を上げるぞって市が言ってきたんですよ。それで何とかしようとしているんです。」
「ああ、わしのところも来たで。ここの下の畑を母さんが作っとったんじゃけど、母さんが介護が必要になって出来んなったんじゃ。ワシが草刈りとかしとったんじゃけど、そこの畑について言ってきたわ。
介護しょうるんじゃけえ出来んって返事してやったわ!
それから、この上の道路拡張工事しようるところの横の畑、あそこも来たらしいで。工事中なので出来ません。工事が終わったら畑を作りますって返事したらしいよ。
まあ何にしても、11月終わりごろの何もない畑を見て言うとるんじゃけえタチが悪いよの。」
色々聞いていると、何だか植えものの脇にマルチ(ビニールシート)を敷いているようなところもターゲットになっているらしい。
くり子は畑の真ん中だけマルチを剥がして、蔓性の野菜をマルチシートの上に這わそうと考えていたのだけど、それくらいだったらダメなのかも?
・・・そう思って、思い切って大部分のマルチを剥がすことにしました。
何も植えずにいてもだめなのだろうから、
剥がした跡地に『クリムソンクローバー』と『エンバク』の種を蒔きました。
写真中央部が最初にマルチを剥がして穴を掘って土壌改良を試みていたところ。
中央の溝(穴)より左側に『クリムソンクローバー』を5〜6本の筋蒔きに、
右側に『ネグサレタイジ(エン麦)』を4本の筋蒔きにしました。
これらは緑肥と言って、痩せた畑を改良するものだそうです。
粘土質の瘦せた畑に肥料を入れて野菜苗を植えたとしても、育つとは思えません。
まずは土壌改良から始めます。
緑肥植物は、見た目は草っぽいのですが、あえて植えている植物なので、市も文句はないのではないでしょうか。
『クリムソンクローバー』は、秋蒔きの1年草で、暑さに弱いとのこと。
で、春に種を蒔くと、夏には枯れて地面を覆いマルチ効果(ほかの草が茂るのを抑制する効果)があるとか。
また、土地を選ばないそうなので、痩せた畑でも育てられるのではないでしょうか。
試しに植えてみます。
このクリムソンクローバーのうえにカボチャの蔓を這わせれば、日よけ効果もあるかもしれません。
『ネグサレタイジ』は、えん麦の野生種。連作障害などによって発生する、根菜類のキタネグサレセンチュウやキスジノミハムシの密度を抑制するらしい。
これらは種ができる前に刈り取ったり土に漉き込むことで、肥料になるそうですが、漉き込むというのは耕運機が使えないくり子には無理なので、刈り取りマルチとして使おうと考えています。
はてさて・・・どうなることでしょうか。
タグ:古民家の畑
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