伝統産業は、農家の副業がはじまりです。
江戸時代に藩の保護で発達したものが多く、陶磁器(とうじき)、漆器(しっき)、織物などがあります。
現在、伝統産業はさまざまな問題を抱えています。
たとえば、売り上げの減少という問題があります。
私たちは今、ほとんど着物を着ることはありません。
そのため、京友禅や西陣織などのすばらしい工芸品があっても、ほとんど買うことはありません。
土佐和紙(とさわし)や奈良筆も、日常的に使うことはありません。
生活が、昔と比べて変わってきているからです。
海外から安い輸入品が入ってきて、売れなくなったということもあります。
そのほかにも、材料の確保が難しくなっていることや、高度な技を受け継ぐ人がいないという後継者不足などの問題もあります。
プチプチ情報
4コマまんがにも描いた岩手県の伝統工芸品・南部鉄器。
とても人気があります。
バブル崩壊後の一時期に、売り上げが落ちたことがあるそうです。
しかし、黒一色だった急須に、カラフルな色を付けると、海外で人気になりました。
輸出がドーンと増えていったのです。
通販サイトを見てください。
モダンでオシャレな急須が売られています。
いいものなので、ちょっと値段は高いですが、一生ものですよ。
これでお茶をいれると、全然味が違うそうです。
ちなみに、フランスやアメリカは明るい色が人気で、中国はそのままの黒が人気だとか。
価格:10,500円 |
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