江戸時代の武士は、「何故、武士は農作業もしないで農民から年貢を徴収して米を食べられるのか?」という問いに対し、「民の命を張って守るのが武士だから」と儒学の教え宜しく支配階級の倫理というものがあった様だ。吉田松陰の話で、論語の音読中に蚊が顔にとまった蚊を叩いただけで「音読は公儀の為、蚊を叩くのは私事」と怒られたとか、藩の費用で出張途中に小用を足して歩く速度が一時的にも止まると、その分の遅れをを早歩きをして取り戻していた。というのを聞いたことがある。徹底的に公私を分けていた。
今の政治家は誰かの利権か、自分の利権が大事だからそんなの無い様だ。以前、テレビのインタビュアーに「役職や議員を辞職するか」問われて「支援者の方々と相談して決めたい。」とか、賄賂とどう違うのか自分には判らないが「政治的にお世話になった方にネギを送った。」という発言をする政治家がいた。これらは「自分は利権を代表しているだけで利権者の意見を確認しないと自分で決められない。」「自分を支持してくれる利権者とのパイプを確認する為に贈り物した。」と日本の事を考えてる政治家の発言とは思えない。党に上納金を納めるためにパーティー券を売り、票固めの為に利権者とのパイプを確認するのに忙しくて日本の事まで考えられない!?という感じ。
政治家であるなら昔の武士の様に徹底的に公私を分けて欲しいものだ。
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