この和田合戦は、鶴ヶ岡八幡宮の東隣にあった幕府付近で始まり、一昼夜かけて戦い続け、和田軍は1.5km 程離れた由比ガ浜近くのこの和田塚付近まで押されて力尽きた。昔に思いを馳せると感慨深い。和田義盛からすると、それまで権力の中枢にいたのに全てを失ってしまった。勝負をかけたのか、挑発に乗ってしまったのか。スッキリしたのか、シマッタと思ったのか。どんな気持ちだっただろう。丸一昼夜戦い疲れただろうに。和田義盛はこの時66歳。源頼朝の挙兵→鎌倉幕府の創設→幕府内の権力争い→そしてこの一族滅亡につながる敗戦。人生いろんなことがあった。人生に悔いなしか悔いありか。
和田義盛にとって北条義時は幕府での上司とはいえ16歳年下だったので「この小僧が。ワシをないがしろにするでない。」と思ってたとすれば、ソコは老人としては気持ちは良く判る。
和田塚は江ノ電の和田塚駅から由比ガ浜方面に数十メートル歩いたところにある。石垣に囲まれた十数メートル四方の塚で、住宅街に溶け込んでいて気を付けてないと通り過ぎそう。由比ガ浜の海が道沿いに見える。
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