今回は身近なかわいい小鳥をさがそう、ということをモットーに、森林やその周辺の野鳥を観察しました。
野鳥は夜明けすぐの活動が活発なことから、通常の「鹿児島大学植物園シリーズ(鹿児島県森林の体験活動支援事業の補助による)」よりも1時間前倒しにして実施しました。
さっそく落葉した大きな木に、ツグミ、カワラヒワ、コゲラなどの小鳥が次々と現れ、植物園の入り口周辺で1時間くらい観察したのではないでしょうか、たくさんの小鳥を見ることができました。足元にはシロハラやドバト、スズメなどがみられました。
今回はまったくの初心者という方が比較的少なく、望遠鏡を見ながらみなさん真剣に観察しています。
林内の観察をメインにしたかったのですが気温が非常に低かったこともあり、木漏れ日の暖かさを受けながら5分程度で抜けました。
子どもたちは、市街地ではなかなか見ることのない霜にもふれていました。
森林の野鳥やその暮らしの違いを知るために、圃場のほうも歩きました。農学部の棟の上にとまったトビや、電線に止まったモズ、イネのネットに群がるスズメなどをじっくりとみることができました。
鶏舎のネットにスズメがかかっているのを参加者の皆さんが見つけ、子どもたちは「助けたいのにどうもできない・・・」ということをしきりに言っていました。結局近場を通った方に相談するだけで終わってしまいましたが、このような命と触れる体験というのも、自然体験ならではの思い出として残るのではないでしょうか。
参加された方がオキナヤシモドキを下から見上げると面白いとおっしゃっていたので撮った写真です。並木は森林というには少し無理がありますが、都市の中で重要な緑の一つですね。
最後に環境指標による数値で評価し、里地・里山並みの評価が出たことに驚きの声もありました。
私たちに身近にこのような森林や自然があることがわかる一日だったのではないでしょうか。
2016年12月18日
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