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午後からは、紅葉の時期なので信夫文知摺に寄りました。古今集「みちのくの 忍ぶもちずり誰故に 乱れ染めにし我ならなくに」の場所です。信夫と忍ぶ(恋)をかけて、しのぶもぢずり(地元名産の染物の模様)と(心の)乱れる様子もかけています。現代風に言えば、東北地方、信夫の染物の模様のように、あなたのせいで私の心は乱れ染まっています。でも、それは(私の)忍ぶ恋だから、あなたは気づいてないでしょ。になると思われます。
後に、松尾芭蕉も訪ねて、「早苗とる手もとや昔」と言っているので、芭蕉の時代には、この地方の染物の技術は衰退していたようです。