2018年03月22日
Coffee Lakeは買い!と思った。(その2)
理由その2: プロセスルール更新による性能向上の鈍化。
Coffee Lake、core i7-8700Kを購入した2つ目の理由は、
・今後のCPUって、(また)そんなに性能向上しないんじゃないの?
と思ったからです。
第6世代 Skylake 14nm
第7世代 Kaby Lake 14nm+
第8世代 Coffee Lake 14nm++
上記の、「14nm」と言った記載は、CPU製造のプロセスルールです。
プロセスルールと言うのは、「どれだけ小さくCPU内の部品を作れるか?」と言った数字で、この数字が小さいほど、単位面積あたりにたくさんの機能を実現できることになります。
ちなみに、第2世代(Sandy bridge)の時は、「32nm」プロセスでした。そこから、世代を追うごとに、微細化が進み、現在は「14nm」プロセスになっています。
「14nm+」とか、「+」が付いているのは何?と思われるかもしれません。
「最適化」と言った言い方がされるのですが、車で言うところの、「マイナーバージョンアップ」的な感じで考えていただければ、感覚的には良いかと。
まぁ、「14nm」より「14nm+」の方が、さらに「14nm++」の方が、(同じ大きさで)より高性能なCPUが作れると思ってください。
さて、前口上が長くなりましたが、実は、「14nm」の次のCPUは、「10nm」プロセスになります。(なるはずです。)
そうなるはずなのですが、これがなかなか出てきません。
どうやら、「10nm」プロセスは、微細化が進みすぎて(細かすぎて)、作るのが大変なようです。
Coffee Lakeも、10nmプロセスで作ったCPU、「Cannon Lake」までのつなぎとして、発売された感もあります。(AMDのRyzen対抗ってのもあると思いますが、Cannon Lakeを対抗として出せないので...と言う感じだと思います。)
そんな、「つなぎCPU」がそんなに買いなのか?と思ってしまうかもしれませんが、個人的な予想/想定(※)では、以下のような理由で、「買い」です。
※完全な個人の見解です。外れても何の責任も取れません。
(1)「14nm++」は、14nmからの改良、改良なので、新プロセス「10nm」よりも安定している。
(2)「10nm」プロセスCPUは、遅れている上に、「最初の10nm版」は単位トランジスタ当たりでCoffee Lakeよりも性能が低くなるのではないか?
(3)18年中に「10nm」Cannon Lakeが出てくる予定になっているが、デスクトップ向けの「Cannon Lake-S」は無い?(ノートPC向けのみ?)
(4)「Core X」を除けば、デスクトップ向け「core i7」で「i7-8700k」を超える性能のCPUは18年中は出ないかも。
上記の(4)については、もしかすると、「core i7-8800K」とか、「8700K」よりも大きな数字を与えて、クロックアップ版なり、物理8コア版なんかが出るかもしれませんが、現状でコア数をさらに増やすということは、それだけCPUの製造コストも上がるはずなので、今でいうところの「core X」シリーズみたいな位置づけになるのではないかと思います。(もし出るとしても)
以上のような想定で、私は、「Core i7-8700K」を購入しました。
たぶん、これ買っておけば、またしばらくは「これは買い!」と思わないのではないかなぁ...。
次回は、「8700K以外のCoffee Lakeは買い?」について記載します。
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