2018年05月06日
脚本家によってドラマのイメージが変わる?
Huluのオリジナルドラマ ミス・シャーロック/Miss Sherlock Episode 1とEpisode2と少し印象が違ったと思ったのは脚本の方が一人変わるだけで随分と変わるものだなと思いました。次回以降は作品視聴のあとのエンドロールも楽しみの一つになりました。
Episode 1脚本
- 丸茂周
- 政池洋佑
- 森淳一
Episode 2脚本
- 丸茂周
- 及川真実
- 森淳一
森淳一さんは3人いる監督の一人ですね。
ミス・シャーロック/Miss Sherlock Episode 2/ ひげの幸子像の謎 ご覧になりましたか?(ネタバレ)
貫地谷しほりさんロングインタビュー
貫地谷しほり、シャーロックと和都は「理想的なカップルみたい」
《text:cinemacafe.net》より引用
全世界の映画・ドラマ史上、最も多く映像化されているキャラクターとして「ギネスブック」に認定されているシャーロック・ホームズとジョン・ワトソン。Hulu×HBO Asia共同製作のドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」は、この世界一有名な探偵とその助手を、初めて現代の東京にいる“2人の女性”という設定にしたことで話題を呼んでいる。
シネマカフェでは、本作でシャーロック=竹内結子の相棒・和都(わと)を演じる演技派女優・貫地谷しほりにインタビュー。“女優人生の区切りとなる作品”であり、「自分の集大成を見せたい!」という思いのもと挑んだという本作から、貫地谷さんの女優魂が浮き彫りになってきた。
「シャーロックは竹内さん!? 絶対面白い」が第一印象
オファーを受けた際、「おっ、シャーロック・ホームズをやるんだ! しかも女性で…シャーロックは竹内さん!? 絶対面白いじゃん」と思ったという貫地谷さん。そんな作品に「シャーロックのバディとして参加できることが、すごくうれしかったですね」と、喜々として語る。
「私は基本的に主人公が好きで、作品も主人公目線で見るタイプなんです。なので、小さいころに『シャーロック・ホームズ』を見ていたときも、シャーロックのイメージが強くて…。ワトソンも“シャーロックを形作るオマケ”くらいに捉えていたんですよ」と打ち明ける。“これまでのワトソン”と比べることも、あまりしなかったとか。「ジュード・ロウさんがワトソンを演じた映画『シャーロック・ホームズ』(2009)など、これまでいろいろ見ていて印象に残っていたので、今回改めて見ることは敢えてしませんでしたね。私はあくまで今回の台本に書かれていることを演じていくわけですから、その内容をいかに魅力的に見せていくか…ということの方が重要かな、と思っていました」。
シャーロックと和都は「理想的なカップルみたいな感じ」
本作で彼女が演じるのは、元・外科医の橘和都。医療ボランティア先のシリアから帰国した日に、かつての恩師が目の前で衝撃的な死を迎える事件に遭遇し、その捜査の中で竹内さん演じるシャーロックと出会う。
和都はシャーロックの傍若無人な物言いに抵抗を感じながらも、彼女の人並み外れた推理力に心から感服し、やがて奇妙な共同生活を始め、コンビとして事件の捜査に関わるようになっていく。
その最初の出会いは “最悪”ともいえる形だったが、「前半はシャーロックが奇怪なことをやるたびに『やめなさい』って言っているんだけど、和都もだんだん慣れてきて『あぁ、いつものね』という感じになっていくんですよ(笑)。だから、一緒にいられたというか…」と貫地谷さん。
「シャーロックもそうだけど、和都も違った意味でまた変な人。ある意味では影響し合ってるんだけど、ある意味では影響し合ってないんですよね。そう考えると、理想的なカップルみたいな感じですよね。恋人同士も自分の生活を無理に変えて付き合うのでは上手くいかない。それぞれが自分の道で生きていて、何となく『同じ方向に行ってるね。あ、いいね、いいね!』というのが、理想的な形だと思うんですよ」と、実に深い“バディ論”も飛び出した
“自分にうそがないこと”を常に心掛けていた
また、和都を演じる上で核にしていた要素は「うそがないこと!」なのだとか。「お芝居はそれ自体がうそなんですけど、その中でどれだけ本当の感情を動かせるかが重要だと思うので、“自分にうそがないこと”は常に心掛けていました。慣れてしまわないように、テストの時はこんな感じだなって腑に落ちないよう、セーブして演じていました」と明かす。
「気を抜くと計算が入っちゃうので、なるべく計算がないように本当の感情で…というのが一番の課題でした」と語る貫地谷さん。シャーロックとのコンビのみならず、警視庁捜査一課の礼紋警部(滝藤賢一)、柴田巡査部長(中村倫也)らとの共演シーンも多いが、「(事前に)相談しちゃうと、そこに計算が生まれるので。竹内さん演じるシャーロックと行動を共にするシーンでも感覚を大事にして、自分が『いまだ!』と思ったところでポンポンとセリフを入れてましたね」と、撮影中をふり返った。
「今回に限らず、本当の感情がないと、ご覧になる方も見応えがないし、面白くないと思うんですよ。だから、いつも意識してることではあるんですけど、実はそれが一番難しいんです! 新鮮にやるっていうことが…」。
そんな貫地谷さんが演じる和都は、突拍子もない言動をとるシャーロックに振り回されっぱなしの「視聴者の方に一番近い役」。
日ごろ、「メイクは作品に入る1か月くらい前から、どうしようか、すごく考えます」という貫地谷さんは「和都に関しては“何もしてない感”がポイント(笑)。いかに自分の天然パーマを出してボサッとさせるか、とか」とその役作りに触れる。
“何もしてない感”を出すのが実は一番大変そうだが…。「そうですね。ブローとかしてもらったら、やっぱり綺麗になっちゃうし。だから、なるべく何も触らないようにしてもらいました。メイクにしても、長時間の撮影になるとヨレてくるので、そうならないように睡眠時間をなるべく多く取ったりしてましたね」と言うが、“何もしてない”のに、その肌の透明感はズルい。「いやいや、めっちゃ気をつけてるんで! 頑張って、頑張って、頑張って保ってるんですよ。私は食べ過ぎると肌が荒れるので、食べ過ぎないようにしたりして。あとはストレスが溜まらないように、思いっきり笑ったり、泣いたりしてますね。そうすると、ナチュラルキラー細胞が増えるらしく…」と貫地谷さん。「私、友達から“ナチュラルキラー細胞の塊”って言われるんですよ。本っ当に泣いてるか、笑ってるか、どっちかですね」。
「ここからまた新たな一歩を踏み出したい」
さらに、「これまでも、こういうドジっ子みたいな役がわりと多かったので、今回は『自分の集大成を見せたい!』と思って取り組んだんです。だから、一から作るというのではなく、最初からこうやりたいというイメージもあったし、それをどうやるか…という感じでした」とも語っている。
集大成ということは、貫地谷さんの中で“1つの区切りとなる作品”なったのだろうか? 「30代に入ってから、いろんな心境の変化もあって、『自分のために仕事をしたいな。攻めていきたいな』という思いが強くなってきているんですよ。そんな中、『ミス・シャーロック』でひと区切りつけることができましたし、すごく大切な作品になりました」。
「ここからまた新たな一歩を踏み出したいですね。挑戦したい役はいっぱいあります。例えば、今回もたくさん犯人が出てきますけど、私自身は犯人の役をやったことがないんですよ。だから、やってみたいです。あと、すっごい純愛モノ…韓流ドラマみたいにすれ違って、すれ違って、すっごい切ない役も(笑)! あ〜どうしよう、そんな役を演じたら思いっきり感情が動いて、どんどん元気になっちゃいそう(笑)」と、話しているだけでもナチュラルキラー細胞が全開中の様子だ。
「皆さんに見ていただいて、反響が返ってくるまではドキドキの状態です。作品って見ていただけないと意味がないし、よかったと思えるかどうかは反響次第だと思うので」と現在の心境を語りながらも、「ただ、今回は国境を越えて、世界19か国もの方の目に触れるチャンスを与えていただけたわけですからね! それに関しては本当にラッキーなことだと思うし、これがどんな広がりを見せてくれるのか、すごく楽しみです」と、自身でも大きな期待を寄せる貫地谷さん。
「年齢的に考えても、ドジっ子の役は若い世代に受け継いでいくタイミングでもありますし(笑)、私はどんどん新しい扉を開いていきたいですね」と、これからの“未来予想図”についても明かしてくれた。
「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」はHuluにて独占配信中(全8話)、世界19か国HBOアジアにて放送中。
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