2020年09月17日
脂質異常症とは?
脂質異常症
『脂質異常症』は、従来「高脂血症」と呼ばれていましたが、 この高脂血症の中にはHDLコレステロール血が低すぎる場合、すなわち「低脂血症」も含まれていました。 そこで日本動脈硬化学会では、2007年の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」の改訂に当たり、「脂質異常症」へと名称を変更しました。 また、基準値の項目も、一部変更されました。
脂質異常症とは、血液中の脂質に異常が生じた状態をいいます。 脂質異常症は「LDLコレステロール値が高すぎる」「HDLコレステロールが低すぎる」 「中性脂肪値が高すぎる」状態です。 脂質異常症があると「動脈硬化」が進み、 「心筋梗塞」などを起こしやすくなります。 脂質異常症と診断された場合は、脂質の値を適切に管理することが大切で、リスク別に「管理目標」が設定され、その値を目指して治療が行われます。
脂質異常症は、まったくといっていいほど自覚症状がなく、脂質異常症かどうかは血液検査で調べるほかありません。 もし検査によって異常が見つかっても、自覚症状がないために、治療をせずにそのまま放置する人もいます。 しかし、その間に動脈硬化が進行し、ある日突然、「心臓病」や 「脳卒中」などを発病するため、 「沈黙の病気(サイレントキラー)」とも呼ばれています。 遺伝性の場合は、皮膚や手足の関節、アキレス腱などに、黄色腫と呼ばれる瘤状の脂肪の塊ができることもあります。
詳細は⇒『脂質異常症』
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