2009年10月24日
シミ・ソバカス
しみは肝班(かんぱん)、そばかすは雀の卵に似ていることから、正式には雀卵班(じゅくらんはん)といわれます。
◆シミ・・皮膚の中で色素沈着が起こり、ほかの部位よりも色が濃く見える状態で、ほんの少しでも肌全体が暗く、老けて見えます。
メイクをしてもカバーしにくいため、年齢を問わず女性の深刻なトラブルになります。
色素沈着・・皮膚に紫外線が当たると、肌細胞を守るために、最下層にある色素細胞(メラノサイト)がメラニンを生成します。
通常、メラニンは表皮細胞に送られ、ターンオバーとともに排出されるが、紫外線を長時間浴びてメラニンが過剰に増えたり、ストレスなどでターンオーバーが遅れると、色素沈着を起こします。
シミの種類は3つ・・色や形、位置、広がり方で別れます。
・日光性黒子(こくし)(老人性色素斑)
形状は、平らで境界線がはっきりした黒っぽいシミ。顔だけでなく腕にも発症する。
原因は、長期の紫外線照射が主因。中年以降に増え、シミ部分の厚みが増すと脂漏性角化症になることもある。
※ 脂漏性角化症は中年から高齢者には非常によくみられ、悪性ではなく、癌化することもない。皮膚のどこにでもでき、胴体やこめかみによくみられる。形は丸か楕円形で、大きさは様々。角化症部分が濃い茶色をしていた場合、異型性ほくろや悪性黒色腫と間違われることがある。
・雀卵斑(ソバカス)
形状は、頬や鼻の周辺、手の甲、腕、背中などに、直径2〜3mmの丸い褐色斑が無数に現れるシミ。遺伝によるといわれている。
原因は、色白の人に多く、遺伝的な要因が強いとされている。3歳ころから出始め、思春期に特に顕著にあらわれ、その後、色調は徐々に減少する。通常は夏に目立ち、冬にはわかりにくくなる。紫外線により悪化することもある。
・肝斑
形状は、頬骨に沿って左右対称に出る薄褐色のシミ。目の周囲にはできず、そこだけ色が抜けたように見える。まれに額や口の周りに発症したり、左右非対称の場合もある。
原因は、紫外線とストレスなどによる女性ホルモンの乱れが原因。閉経とともに薄くなることも。
◆予防
紫外線を防ぐ。
リラックスしてストレスをなくす。
ビタミンCを積極的に摂る。
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投稿者:jindai|13:02
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