2023年05月21日
天才2人! 「山本直純と小澤征爾」 柴田克彦著
いろんな音楽家から、山本直純さんの天才ぶりは
聞いていたんですが、ここまでとは。
陽気で人懐っこい人物に見えながら、音楽なら
何でもできてしまう天賦の才能を持ち、
それゆえの孤独感を宿した孤高の人が直純さんで、
天賦の才能を持った孤高のマエストロに見えながら
勉強と努力を重ねて頭角を現した、人懐っこい
人情家が、小澤さんであることが、この本を
読むとよくわかります。
なにしろ、小澤さんの指揮の最初の先生が
直純さんだったというから驚きです。
'
小澤さん曰く、
「僕はいつも彼の陰にいました。でも対抗心なんて
全くなかった。彼のほうが圧倒的に上だったんです」
’
さだまさしさん、
「1970年代当時に、世界中の指揮者の中で
ベートーヴェンの1番から9番までの交響曲のスコアが
全部頭に入ってる人は、直純さん以外に何人いただろうか」
’
直純さんが小澤さんに常々言ってたのは、
「俺はクラシックの底辺を広げる仕事をするから
お前はヨーロッパへ行って頂点をめざせ」
直純さんのスゴさが忘れられていると思いもあり
筆者はこの本を書いたのだと思う。
僕も改めて知るために、「オーケストラがやってきた」
のDVD全集を買いました。
観るのが楽しみです。
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