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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2023年05月17日

興奮! 「BRUTUS 山下達郎の音楽履歴書」

村上春樹さんの特集のときも
そうだったけど、ブルータス
やってくれますねー。
むさぼるように読みました。
なかでも僕が胸を打たれたのは、
クリス松村さんとの対談の中で
彼が話してくれたもろもろ。
少し長くなるけど、ひきます。

「日本の場合、シンガーソングライターって
大体弾き語りでしょ。ピアノ一台やギター一本で
作っていくと、ポリリズムという点で
発展性が望めないんですよ。
それなら逆を行けばいんだと
リズムパターンを先に作って、それに合う
メロディを考えていくという。
80年代はほとんどそうやって作ってました」

「後々、失敗だったと思う曲は枚挙にいとまがない。
例えば、あそこのコーダへ行くところを
もう1小節増やしたかったとか、必ずあるんですよ。
もう一回やりたいって言ったら、そんな金ないよ
と言われて。
じゃあどうすればいいのかと尋ねたら、
レコード売れって。
そうか、レコードが売れれば、もうワンテイク
録れるんだ!と。
僕がレコードを売りたいと考えたのは
すべてそれが動機です」

「マッチのシングルの依頼がきたときは、
もし筒美京平さんだったら、どういう曲を書く
んだろうと、まず考えました。
それまでの持ち歌を全部聞きなおして、彼の声の
上下、どこへ跳躍すると弱くて、どの場合だと
大丈夫なのかを分析して、大学ノートに
チャートを作っていきました。
今でも持っていますけどね。
すると、ドレミファソラシドと音階が上がって
いく発声は弱く、逆に下がっていく順次進行だと
安定度が高いことがわかった。
それで冒頭の。海辺にバイクを止めて、から
下がって下がりまくるメロディにしたんです」

「おかげさまでこの年になっても一応、
生き残れていますけど、それは僕が常に
主流を回避してきた結果だと思ってます。
僕は昔から主流ではなく傍流だったし、
これからもそう。
わかりやすい音楽だけど、日本の保守本流に
受容されるような音楽をやってきたつもりはなく、
かといってサブカルチャーからも縁遠い。
自分のいる場所はこの国の音楽シーンにはない
という意識でやってきましたから」

……、ねぇ、このクールに自分を見つめる視点。
すごい人ですよねー。



BRUTUS(ブルータス) 2022年 7月1日号 No.964[山下達郎の音楽履歴書]

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