2023年05月17日
またまた本城雅人 「紙の城」
いやー、相変わらずの筆力、
ストーリー。
今回は、IT会社に新聞社が
乗っ取られようとし、記者魂を
かけて闘うというお話。
著者の元サンスポの記者時代のエピソードが
解説にあり、面白かったので
ひきます。
日本シリーズのとき、出られなかった野村
監督に取材に行き、二人で日本シリーズを
見ながら、悔しさが混じった本音を聞く。
本城曰く、「負けた瞬間、完璧に見えた人間が
衰えていく瞬間に、初めてその人の懐の深さが
表れる。そこでいきがっている人はダメ」
「負けた瞬間、自分のもとから人がさーと
引いていくのがわかると言うんですよね。
僕が自身が、そこで引く人間と見られたくないと
いう、ある種の美学みたいなものもありました。
本当は新しいものを常に捕まえるのが記者の
仕事なんでしょうけど」
著者の話を聞いて、彼の書く小説が面白いわけに
納得。素敵な作家です。
ストーリー。
今回は、IT会社に新聞社が
乗っ取られようとし、記者魂を
かけて闘うというお話。
著者の元サンスポの記者時代のエピソードが
解説にあり、面白かったので
ひきます。
日本シリーズのとき、出られなかった野村
監督に取材に行き、二人で日本シリーズを
見ながら、悔しさが混じった本音を聞く。
本城曰く、「負けた瞬間、完璧に見えた人間が
衰えていく瞬間に、初めてその人の懐の深さが
表れる。そこでいきがっている人はダメ」
「負けた瞬間、自分のもとから人がさーと
引いていくのがわかると言うんですよね。
僕が自身が、そこで引く人間と見られたくないと
いう、ある種の美学みたいなものもありました。
本当は新しいものを常に捕まえるのが記者の
仕事なんでしょうけど」
著者の話を聞いて、彼の書く小説が面白いわけに
納得。素敵な作家です。
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