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高坂圭
フリーランスの放送作家・脚本家、コピーライター として活動し、33年目を迎えました。 最近は、物語プランナーとして、ストーリーの力で ビジネスをアップするクリエイターとしても活動しています。
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2023年08月02日

三度目の鑑賞 「なぜ君は総理大臣になれないのか」


選挙に候補者として出馬する人を
僕はまず、基本的に尊敬している。
あんなに大変なことを地を這うような
思いをして、人々に頭を下げ続ける
のはすごいと素直に感じるからだ。

父と母はずっと政治的活動(当然ひだり)を
してきた人たちだったので、
僕は絶対にそのあたりには近づかないと
決めた。

国鉄職員だったときも、ものの見事に
巧みに労働組合が崩れ、簡単に言葉に
できないくらいの(このころのことは
ひっそりと書いてますし、これからも書きます)、
悲劇を目の当たりにした。
僕が一切の組織に入らず、一生フリーランスで
生きようと決めたのは、このときだった。

だから政治からは出来るだけ遠く離れるように
しているが、意識しているからこそ、だとも
いえる(あー、こんな言い方、面倒くさい)。

ということで、遅くなったが、本作だ。
主人公は東大を出て総務省の官僚にまで
なったのに、世の中を変えたいと純粋な
正義感で民主党、現立憲民主党の衆議院になった
小川純也。
彼を17年間追い続けたドキュメンタリーだ。

数々の賞を取っている映画だからご存じの方も
多いと思うが、まず主役の小川純也のまっすぐさ、
正直さ、でも政治家としての頼りなさ、弱さ、
優しさというキャラがいい。
そして大島渚監督の子どもである監督の
大島新のストレートな演出、視点がいい。

僕は3度目の鑑賞だが、何度見ても面白い。
何度見ても熱くなる。

個人的には小川さんは国政より、県知事とか
市長とかが向いてる気がするんだけどなー。



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