おととい、早朝に茶の間で掃除機を掛け始めようとしたら、コタツ内にいたシロタンにまんまと脱走されてしまったが、外に一人だけいるシロタンを、まるで羨ましそうに縁側より目で追いかけるジロタンだった。いつも外にいるシロタンに対して唸っているジロタンは、きっとよその猫かと間違えて唸ってしまったのだろうと思っていた。
ところが、自分が家の中にいる場合には、外のシロタンに唸ったりしなかったので、よそ者とは勘違いしてないようだ。どうやら、外に自力で出たシロタンのことを一目置いているかんじに見えた。いつもジロタンが開けた引き戸からシロタンも後追いで外に出ているので、きっと、外にいるシロタンを金魚のフンみたいに、うっとうしく思っていたのかもしれない。