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サラリーマンをしながら家事育児や、副業で投資(投機)を行い、家族が楽しく裕福に幸せに暮らせるよう日々奮闘しています。副業情報や料理について、初心者なりに情報発信していきますのでよろしくお願いします。
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2020年05月13日

続・お金の話

こんばんは。
前回に引き続き、池上彰さんのお金の学校より引用したいと思います。

知らないと損する 池上彰のお金の学校 朝日新書 / 池上彰 イケガミアキラ 【新書】

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それではどうぞ!!



物々交換からお金ができるまでを前回ご紹介しました。お金が生まれると、今度はそれらを管理する人々が必要になってきます。それが「両替商」。時代劇などでよく登場する悪代官や悪徳商人もこれに当たります。
両替商には、主に2つの仕事があり、一つは金銭の売買を行うこと。金や銀が、1両あたりどれくらいの物と交換して貰えるのかなd、品物の相場を見極め、売買してお金を儲けることです。二つ目は預かり証を発行することで信用取引を仲介する役割です。お金持ちが信用を勝ち取っているわけですから、当然この人たちが預かり証を発行する人たちになります。これが現代における「銀行」となるわけです。
こうして明治以降、両替商は銀行へと進化しました。全国で誕生した銀行は、第一銀行・第二銀行など番号が振り分けられました。第一銀行はその後日本勧業銀行と一緒になって第一勧業銀行となり、現在はみずほ銀行となっています。全国各地にこの名残が残っており、七十七銀行(宮城県)や十六銀行(岐阜県)などがこれに当たるそうです。

昔のお金は兌換紙幣でした。当時の紙幣には必ず「この紙幣を銀行に持ってくれば、この金額と同じ金と取り替えます」と記載されていたそうで、自分が持っている金を元にして、独自にお金を発行していました。しかし、悪いことも考える人が登場し、自分が持っている金以上の紙幣を発行するぎんこうが発生しました。こうなると、地区内での紙幣が多寡になり、本当に金に交換してくれるか不安だという心理が働き、紙幣自体の価値(信用)が低下し、ゆくゆくは倒産してしまいます。一つ倒産するだけだと良いのですが、あの銀行が倒産したんだから、こっちの銀行も危ないのではないかということになり、ますます金融不安が広がりました。
そこで明治政府は、「こういう形で金融不安になるのは望ましくなく、いっそのこと各銀行に発行権を持たせるのではなく、国の信用を担保に中央銀行だけが発行をするようにしよう」と考えたのです。これが現在の日本銀行に当たります。硬貨は政府が発行しています。

中央銀行は、いわば「銀行の銀行」という立ち位置になっています。私たちが預金した貯金のように、銀行は日銀に預金をします。この預金口座(当座預金)を活用し、様々な決済を行っています。
A銀行からB銀行へ送金するに当たっては、この当座預金を利用します。送金側も受信側も、事務所や家の近くに同じ銀行があれば便利なのですが、他の銀行だと引き出すことができません。そこで、送信側がみずほ銀行で送金をかけたとします。相手の受取口座(SMBC)を指定しているはずですが、他金融機関でもあることから、直接相手に送ることができません。相手の口座にわざわざ手で運んでいるわけではなく、各銀行が日銀に開いている口座の中で動きが発生します。一瞬です。

私たちは、日銀に直接預金することができませんが、日銀自体はちゃんと利用しています。それが税金の納付です。私たちが納めた税金が日銀の金庫に入っているということです。これと同じくして、自動車で罰金が発生した時に支払ったお金もここに入金されます。これらは銀行で払い込むことになるかと思いますが、これにも取り扱いができる店舗とそうでない店舗があり、判断基準として、銀行の窓口に貼り付けられている「歳入代理店」というものがまさにそれです。


今日はここまでにします。この後、銀行については「金本位制度」や「国債発行」について書かれていますが、僕の説明ではちんぷんかんぷんになられると思いますので、知りたい方は実際に本を手に取ってよんでみてはいかがでしょうか?


明日は今話題の「仮想通貨」について触れていきたいと思います。よろしくお願いします。



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