2011年05月27日
【原発事故】欧州放射線リスク委員会のバスビー教授「フクシマから200km圏内で今後50年間に40万人の人が、がんに冒されるだろう」
の軍団(第弐拾八期首席卒業生)ρ ★:2011/05/27(金) 12:40:38.20 ID:???
「セシウムは人体に入ると、骨や脂肪を除く全身にほぼ均等に広がり、晩発性障害で
将来的にがんを引き起こす危険性がある。また、放射性物質は一概に距離と比較して
薄まるわけではなく、チェルノブイリでもホットスポット的に遠距離でも検出値が高い地域がありました」
出荷直前に安全性を強調しようとした検査で予想外の結果が出た生産農家の心中は察するに余りある。
そして神奈川で検出された基準値を超えるセシウムは、1300万人が暮らす首都・東京への
放射能汚染の懸念をより強くさせるものだ。その深刻さを計る上で近畿大学・環境解析学教授の
山崎秀夫氏の研究データは興味深い。
山崎氏は東京や埼玉、千葉や茨城、福島の土壌中(地下1cm)の1kg当たりのセシウム濃度を実測。
東京の数値が茨城や千葉、埼玉で観測した結果より総じて高いという結果が出たのだ。
「首都圏の土壌が汚染されているというのは事実ですが、なぜ東京で比較的高い数値が出たのかは研究の段階です。
いずれも国の定める5000ベクレル以下の数値ではありますが、福島第一原発が爆発する前は
どの地点でもほぼ1kg当たり10ベクレル程度の低い数値でしたので、江東区亀戸の3201という数字を見れば
いかに異常な状況かが分かります。
セシウムは大気中に舞っている土の粒子や粉塵とともに風に乗って飛散したのでしょう。
土壌に吸着すると、雨が降ったくらいでは流されずに強く沈着します。土砂降りで泥そのものが流されない限り、
いつまでも(セシウム137の半減期は約30年)そこに留まるのです」(山崎氏)
目に見えない放射性物質には、距離という尺度は必ずしも通用しないのだ。
日本環境学会元会長の畑明郎氏は、「15歳以下の子供や妊婦にとっては」と前置きした上で、次のように断言する。
「福島から100km以上離れた東京の新宿区や東村山市の土壌からも放射性セシウムが検出され、
3月には幼児の基準値を超える放射性ヨウ素が浄水場から検出されました。東京はすでに安住できる土地とは言い難いのです。
また、福島第一原発から1000km圏内は、大なり小なり汚染されています。5月10日には、
京都の日本海側にある舞鶴市の椎茸からも微量の放射性ヨウ素が検出されている。
収束が見えない以上、汚染が全国にさらに拡大して行くことを危惧しています」
欧州放射線リスク委員会(ECRR)のクリス・バスビー教授は、事故発生当初から
「東京から避難したほうがよい」と警鐘を鳴らしていた。
「ECRRのリスクモデルを元に計算すると、フクシマから200km圏内で今後50年間に
約40万人の人が、がんに冒されるだろう。東京にも晩発性障害で相当数の患者が出ると考えている」
自分や家族の安全を考えた時、首都・東京を去るという選択すら現実感を持って迫ってくるのだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/5980?page=3
「セシウムは人体に入ると、骨や脂肪を除く全身にほぼ均等に広がり、晩発性障害で
将来的にがんを引き起こす危険性がある。また、放射性物質は一概に距離と比較して
薄まるわけではなく、チェルノブイリでもホットスポット的に遠距離でも検出値が高い地域がありました」
出荷直前に安全性を強調しようとした検査で予想外の結果が出た生産農家の心中は察するに余りある。
そして神奈川で検出された基準値を超えるセシウムは、1300万人が暮らす首都・東京への
放射能汚染の懸念をより強くさせるものだ。その深刻さを計る上で近畿大学・環境解析学教授の
山崎秀夫氏の研究データは興味深い。
山崎氏は東京や埼玉、千葉や茨城、福島の土壌中(地下1cm)の1kg当たりのセシウム濃度を実測。
東京の数値が茨城や千葉、埼玉で観測した結果より総じて高いという結果が出たのだ。
「首都圏の土壌が汚染されているというのは事実ですが、なぜ東京で比較的高い数値が出たのかは研究の段階です。
いずれも国の定める5000ベクレル以下の数値ではありますが、福島第一原発が爆発する前は
どの地点でもほぼ1kg当たり10ベクレル程度の低い数値でしたので、江東区亀戸の3201という数字を見れば
いかに異常な状況かが分かります。
セシウムは大気中に舞っている土の粒子や粉塵とともに風に乗って飛散したのでしょう。
土壌に吸着すると、雨が降ったくらいでは流されずに強く沈着します。土砂降りで泥そのものが流されない限り、
いつまでも(セシウム137の半減期は約30年)そこに留まるのです」(山崎氏)
目に見えない放射性物質には、距離という尺度は必ずしも通用しないのだ。
日本環境学会元会長の畑明郎氏は、「15歳以下の子供や妊婦にとっては」と前置きした上で、次のように断言する。
「福島から100km以上離れた東京の新宿区や東村山市の土壌からも放射性セシウムが検出され、
3月には幼児の基準値を超える放射性ヨウ素が浄水場から検出されました。東京はすでに安住できる土地とは言い難いのです。
また、福島第一原発から1000km圏内は、大なり小なり汚染されています。5月10日には、
京都の日本海側にある舞鶴市の椎茸からも微量の放射性ヨウ素が検出されている。
収束が見えない以上、汚染が全国にさらに拡大して行くことを危惧しています」
欧州放射線リスク委員会(ECRR)のクリス・バスビー教授は、事故発生当初から
「東京から避難したほうがよい」と警鐘を鳴らしていた。
「ECRRのリスクモデルを元に計算すると、フクシマから200km圏内で今後50年間に
約40万人の人が、がんに冒されるだろう。東京にも晩発性障害で相当数の患者が出ると考えている」
自分や家族の安全を考えた時、首都・東京を去るという選択すら現実感を持って迫ってくるのだ。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/5980?page=3
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