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オードリー“トゥース”でハリウッド進出！？

　人気お笑いコンビ「オードリー」が“ハリウッド進出”することが１２日、分かった。米アニメ映画「ヒックとドラゴン」（８月１１日公開）の応援隊長に任命されたもので、ドラゴンの名前「トゥース」と春日俊彰（３１）の決めゼリフ「トゥース！」が同じだったことから、ハリウッドからオファーが届いた。春日は「アカデミー賞のレッドカーペットを歩くためにスーツをオーダーしないと」と、早くもノリノリだ。

　オードリー人気が、ついに海を越えた。映画「ヒックとドラゴン」は、敵同士のはずのバイキングの少年ヒックと、ドラゴンのトゥースの出会いと友情を描く。ヒット作「リロ＆スティッチ」のディーン・デュボアとクリス・サンダース両監督が手掛けたファンタジーだ。

　応援隊長オファーのきっかけは意外なところにあった。春日の決めゼリフ「トゥース！」とドラゴンの名前がまったく同じだったため、関係者の目に留まった。オードリーがハリウッド映画の宣伝を担当するのは当然、初めて。予想外のオファーに、春日と若林正恭（３１）は「驚嘆しています」と目を丸くしている。

　「トゥース！」という決めゼリフの由来は、２人が東京・日大二高時代に所属していたアメリカンフットボール部にある。アメフトでは作戦会議前の集合の合図として知られ、２人はそれをネタに取り入れた。春日は「ついに見つかったか、という気分。ハリウッドが便乗した感じもあり国際問題に発展しそうですが、器がでかいので納めます」とニヤリ。一方、若林は「トゥースは腐りかけていたので延命治療になってよかったな」と笑わせた。

　同映画は「アバター」で人気となった３Ｄでも公開される。２人はこのほど劇場などで流れるＣＭの収録に臨み、３Ｄ用の映像も撮った。初体験のＣＭを３Ｄメガネで確認した若林は「『地味』と言われているので、前に出られてうれしい」と飛び出す映像に大喜び。今後は８月の公開まで宣伝活動に取り組んでいく。「レッドカーペットを歩く準備はできている」。春日の心は早くも来年のアカデミー賞に飛んでいる。

　◆オードリー　日大二高の同級生だった春日俊彰、若林正恭が２０００年に結成したお笑いコンビ。当初は「ナイスミドル」という名前だったが、０５年４月に現コンビ名に改名した。ライブやバラエティー番組などで人気を集め、現在はフジテレビ系「笑っていいいとも！」など多数のレギュラー番組を持つ。