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2017年08月17日
家庭菜園の基本の苗と種の植え方
家庭菜園で育てることが出来る野菜や花はたくさんあります。
種と苗の植え方がよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
家庭菜園歴10年以上の管理人も新しい野菜を植える時は迷います。
この記事では家庭菜園の基本的な苗と種の植え方についてお伝えします。
種のまき方
種の植え方にも色々な方法があります。
種袋の表記通りにやれば間違いがありませんが、基本のまき方について書こうと思います。
(1)バラまき
大葉やガーデンレタスみたいな細か過ぎる種のまき方で指示されることが多いです。
畝の上に、バラバラとバラまくようにまいて土を被せておくというまき方です。
種をまいた後は水を掛けます。
発芽後は間引きながら、元気な苗だけを選抜します。
(2)筋まき
カブやラディッシュ、小松菜、人参などの野菜で多い植え方です。
たねのまき方の見出し画像の植え方が筋まきになります。
ただ、ラディッシュはバラまきで育てることもあります。
畝に筋を作り、その筋に沿って種をまいていくというものです。
種をまいたら土を被せ、水を掛けます。
こちらも間引きながら、食べます。
管理人の畑ではごぼうの害虫が多いので、虫にやられることを考慮してごぼうもこの方法で植えています。
(3)点まき
20cmごとに3粒ずつ植えて下さいというようなまき方を点まきといいます。
なお、一例として20cmごとに3粒としましたが、実際は植物によって間隔も何粒植えるかも全く異なります。
大根やゴボウ、オクラ、ゴーヤ、じゃがいもなどで指示されることが多いです。
実が大きくなるものでこれをやります。
じゃがいもを植える時は、芋と芋の間に肥料を撒き、じゃがいもに堆肥を被せてから、土を被せます。
固い種の植え方
人参の種やゴーヤ、オクラといった固い種は発芽をよくするために1晩水に漬けておきます。
人参の種は細かいので、水を含んだ種はなんにでもくっつき扱いが面倒臭いですが、発芽は本当に良くなるのでおススメです。
管理人はこれをしなかった人参の種を植えたところ、発芽しませんでした……。
手間を惜しんではいけません。
苗の植え方
(1) ナス、ピーマン、ししとう、トマト、オクラ
これらは約50cmから60cmくらいの間隔ごとに1本植えます。
苗が小さい内は広く感じますが、風通しが良いほうが病気予防になるので、あえて広めの間隔設定にしています。
植える時、苗から15cm下に肥料をちょっとだけ入れてあげると良いでしょう。
植えつけをする穴には事前に水を入れておくと植えつけることが多いです。
その後、過度の水分の蒸発を防ぐために苗を腐葉土などの堆肥で覆っておきます。
そういうのがないという人は管理は面倒くさくなりますが、藁や雑草で覆うと良いです。
黒マルチといわれるビニールシートを畝に被せてもいいですが、マルチの下に雑草が生えます。
時々、めくって抜かないと雑草によって穴が開けられます。
トマトは大きくなるので支柱が必要です。
それ以外は必要に応じて、支柱を使います。
(2)キュウリ、ゴーヤ、トマト
これらも植える時は50cm間隔に1本植えるのですが、大きくなるので合掌仕立てという方法で植えることも少なくありません。
下の画像は合掌仕立ての参考例です。
こちらも、苗の根から下10cmくらいに肥料を少し入れてから、水で濡らしておきましょう。
(3) 玉ねぎ、にんにくの植え方
家庭菜園なら肥料を混ぜ込んだ平畝を作って、10cmから20cmくらいの間隔で植えていくことが多いです。
(4) ねぎ
長ネギながら、地面に穴を掘って、垂直に立て掛けるように植えます。
ネギが完全に埋まらないように、上から数センチは出るようにします。
少量なら問題ないですが、たくさんある時は重労働です。ビックリするくらいキツイです。
植える間隔は20cmくらいです。
(5) 豆類
豆によっても植え方は様々あるのですが、ツルありとツルなしがあります。
ツルありには支柱が必要です。
枝豆は横に伸びていくので、30cmから40cmくらいの間隔は必要です。
上に伸びていくタイプの豆類も30cmくらいの間隔は欲しいです。
一応、野菜別で解説しましたが、枝が大きく広がるタイプの果菜類は50cm間隔で植えておけばまず問題ないでしょう。
(6) スイカやカボチャ
スイカやカボチャの場合は地面に広がるので、80cmから1メートルくらいの間隔を開けるようにと指示する本が多いです。
まとめ
家庭菜園の種と苗の植え方も最初は悩むことが多いと思います。
私も迷いに迷い、野菜の育て方の本を何冊も参考にしました。
果野類、根菜類、豆類とある程度系統によって植え方のパターンがある程度分かってきてからは迷わずに植えることが出来るようになりました。
ただし、例外はあるので、初めての野菜を植える時はしっかりとどのように植えればいいかをチェックしましょう。