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2019年05月30日
難病医療費助成制度〜パーキンソン病〜
パーキンソン病は難病指定の病気の一つです。
長期療養による医療費の経済的負担を支援する難病医療費助成制度があります。
今回は難病医療費助成制度について紹介したいと思います。
難病医療費助成の対象者
・パーキンソン病と診断され、かつ、一定以上の重症度がある患者様になります。
※ここでいう重症度とは、ホーン&ヤール重症度3度(小刻みに歩く、すくみ足がみられる。方向転換のとき転びやすくなるなど)以上、生活機能障害度2度(日常生活、通院に部分的な介助が必要になる。)以上の方です。
特例:高額な医療費を支払っている軽症者の方
月ごとの医療費が33330円を超える月が3回以上ある場合は、基準を満たさなくても難病医療費助成対象となります。
自己負担額の仕組み
世帯の所得によって医療費の自己負担額が設定されています。自己負担上限額は受信した複数の医療機関などの自己負担分をすべて合算したうえで適用されます。
(高額かつ長期とは、月ごとの医療費総額が5万円を超える月が6回以上ある場合)
・生活保護
自己負担額:0円
・低所得(〜160万円)
自己負担額:2500-5000円
・一般所得(160万〜810万円)
自己負担額:10000-20000円
高額かつ長期の場合:5000円−10000円
・上位所得(810万円〜)
自己負担額:30000円
高額かつ長期の場合:20000円
入院時の食費:全額自己負担
難病医療費助成を受けるための手続き
病院で診断書を書いてもらう→必要書類を持って保健所へ→医療受給者証入手
※原則として、有効期間は申請してから1年です。そして1年ごとに更新の手続きが必要となります。
申請に必要となる書類
・特定医療費の支給認定申請書
・診断書
・住民票
・世帯の所得を確認できるもの(市町村民税課税証明書など)※マイナンバーで不必要かも
・保健証の写し
・同意書(医療保険の所得区分確認の際に必要)
手続きなどわからない場合は、お住まいの都道府県の担当窓口・保健所にお問い合わせください。
難病指定医療機関について
http://www.nanbyou.or.jp/entry/5308