2009年09月05日
対月面反射通信
Earth-Moon-Earth(EME)(アースムーンアース)対月面反射通信(EME通信)
地球上の離れた無線局同士が、お互いに指向性アンテナを。地球から往復約75万キロメートル離れた月面に対して向けて電波を送信し、その反射波を受信する事に依って、通信回線を樹立し通信する方法です。多段の並列に組み合わせた指向性アンテナや大出力の無線機、そして月の公転軌道を追尾出来るアンテナ指向装置などが必要で、多額の経費と無線工学だけでなく、天文学の軌道計算も出来る必要があって、なかなか興味が尽きない通信方法です。
私は今まで、山岳反射通信しかした事がありませんので、上記の通信手段に興味が有りました。山岳通信は、反射面が動かない山体ですので、その方向にさえ指向性アンテナを向ければ、見通し距離以上の通信が出来る事が有ります。ローテーターさえ有れば、ある意味で簡単な通信手段です。
しかし、前述の様に月は地球の周りを公転している訳で、時間と共に空間座標が変化していきます。その為に、水平角だけでなく、仰角も制御出来るローテーターが必要になり、月の公転に合わせて追尾出来る制御装置が必要です。
この様に、単に新たな通信手段を手に入れようとすると、専門分野以外の知識が必要となり、その知見を習得しなければなりません。しかし、いつかはやってみたい通信手段だと思っています。歴史的に見ると、今まで多くの実験がなされて、そのデータを見れば直ぐにでも実現出来るのですが、やはり白紙の状態から試行錯誤して実現するのが面白いと思っています。
地球上の離れた無線局同士が、お互いに指向性アンテナを。地球から往復約75万キロメートル離れた月面に対して向けて電波を送信し、その反射波を受信する事に依って、通信回線を樹立し通信する方法です。多段の並列に組み合わせた指向性アンテナや大出力の無線機、そして月の公転軌道を追尾出来るアンテナ指向装置などが必要で、多額の経費と無線工学だけでなく、天文学の軌道計算も出来る必要があって、なかなか興味が尽きない通信方法です。
私は今まで、山岳反射通信しかした事がありませんので、上記の通信手段に興味が有りました。山岳通信は、反射面が動かない山体ですので、その方向にさえ指向性アンテナを向ければ、見通し距離以上の通信が出来る事が有ります。ローテーターさえ有れば、ある意味で簡単な通信手段です。
しかし、前述の様に月は地球の周りを公転している訳で、時間と共に空間座標が変化していきます。その為に、水平角だけでなく、仰角も制御出来るローテーターが必要になり、月の公転に合わせて追尾出来る制御装置が必要です。
この様に、単に新たな通信手段を手に入れようとすると、専門分野以外の知識が必要となり、その知見を習得しなければなりません。しかし、いつかはやってみたい通信手段だと思っています。歴史的に見ると、今まで多くの実験がなされて、そのデータを見れば直ぐにでも実現出来るのですが、やはり白紙の状態から試行錯誤して実現するのが面白いと思っています。
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投稿者:亀山 築城 (かめやま ちくせい)|07:51|研究について
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