その下痢はコレラ菌が原因の分泌性下痢かも!症状のチェックはどうする!?
突然やってきて私たちを困らせる「下痢」。実は下痢には様々な種類や症状があり、原因や治療法も様々です。すぐに治まるようであれば様子を見てよい下痢も多いのですが、下痢の症状が慢性化してしまったり吐き気や嘔吐、発熱や脱水症状など他の症状がある場合は特に注意が必要です。今回は、これからの季節に気をつけたい食あたりによる下痢で起こる分泌性の下痢についてご紹介したいと思います。
【分泌性下痢の症状】
分泌性下痢の症状は、前述した食あたりだけでなく、水あたりや食物アレルギー、薬や赤痢菌、コレラ菌、ブドウ球菌などの細菌などが腸の粘膜を刺激し、粘膜から浸出液という液が排出される下痢です。便は通常水分量が70%程度ですが、分泌性の下痢の場合水分量が90〜100%と非常に高いです。
下痢と同時に腹痛やおならが増加したり発熱なども発症することが特徴です。また、水分量が多いので脱水症状には注意が必要です。特に小さなお子様や高齢者は注意すべき症状です。
【分泌性下痢の原因】
ウイルスによる感染症が主な原因です。ブドウ球菌や赤痢菌などのウイルスに感染すると高い確率で発症するのですが、大腸や小腸などの腸の機能が万全でない場合や腸に何らかの障害があるとウイルスに対する免疫が弱まっているので発症しやすいことも特徴です。
【分泌性下痢の対処法】
特に水分を失う下痢なので、水分補給が困難な場合や症状が強い場合はすぐに病院に行きましょう。また、ウイルスによる感染なのでヒトにうつしてしまう可能性があるので、油断は禁物です。分泌性の下痢は、排泄をしきってしまうことが重要なので他の下痢の治療のように絶食はできません。
病院で貧血などを調べる「血液検査」をはじめ、虫卵の有無や細菌の有無を確認する「糞便検査」、腸の機能を確認する「大腸内視鏡検査」「大腸X線検査」を行います。そして、何よりも胃腸を休めながら食事療法や規則正しい生活を送ることが一番の治療法です。
一概に下痢と言っても、症状や原因は様々です。下痢やその他の症状や日頃との変化を把握できるようにご自身の体を日頃からよく確認しておいてくださいね。
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