活躍できる！かがやけ！保育士転職

小学校や中学校では給食が出るところ（地域）とそうではなくお弁当を持参しなければいけないところ（地域）がありますよね。当然、そこで働く教職員のお昼ご飯を作るかどうかの負担も変わってきます。保育園の場合、給食についての実際はどうなのでしょうか？


保育園では給食を出さなければならない！


保育園の場合、子どもたちに給食を提供することが法律で決まっています。

保育所における食事の提供ガイドライン



幼稚園の場合はお弁当持参のところもありますが、保育園は給食を提供します。なぜなら、幼稚園の場合、保護者が日中に送り迎えできることが前提、つまり専業主婦などお弁当を作る余力がありますが（親が作る愛情こもったお弁当を教育上の目的で持参させる幼稚園も多いです）、保育園は働いていて保育できないから子どもを預けるわけで、昼食を作る余力は親にはありません。

幼稚園→給食やお弁当も教育、食育の一環
保育園→親が作れないので代わりに栄養価のあるものを提供する（食育要素もあり）

また、乳児はその都度粉ミルクを飲ませる必要もありますから、作り置きのミルクをもっていくのは良くないですよね（衛生面でも問題あり）。

乳児（0歳〜1歳）：ミルク
乳児（1歳〜2歳）：離乳食
幼児：食事（やわらかいもの）

を保育園の方で作って提供します。

保育園には、設置基準で栄養士＆調理師の配置＆調理室の設置が義務付けられています。基本的にすべて「自校給食」を提供することになっています。

保育所設置認可等の基準に関する指針


規制緩和によって、完全自校給食ではなく、給食センターなど外部業者を利用することも可能になりましたが、それでも90％以上の保育園が自校給食を提供しています。

保育所の食事の提供をめぐる現状（厚生労働省）



保育士も給食が食べられます

当然子どもたちに提供する給食については、そこで働く保育士や職員も食べることができます。というか食べなければならないはずです（小学校で給食を食べない先生はいないですよね）。

大きなアレルギーなど特段の事情がない限り、保育士も子どもたちと同じものを食べることになります（子どもの中にもアレルギーの子がいるので、そういう場合、専用のアレルギー除去食を作ったり、親が食事を持たせたりすることもあります）。

また、子どもたちが食べる「おやつ」も基本的に保育園で手作りをして、保育士も食べることができます。

乳児や幼児が食べる給食ですから、カロリーも控えめ量も少ないのですが、大人が食べる分については量は適度な多さになっているので安心してください。


給食費は給料から天引き

学校の先生の給食もそうですが、タダ（無料）で食べられるわけではありません。給食費がちゃんと（？）毎月の給料から天引きされています・・・。

昼食（給食）＋おやつ込みでだいたい「一日300円」が相場になってます。一か月だと6000円ちょっとですね。買うよりも安いですし、外食なら倍以上します。学食や社食と比べてもかなりお得です。

ただ、メニューは選べませんから嫌いなものがあるときなどは少しつらいですね。


実際おいしい？おいしくない？

大きくても6歳児が食べる食事ですので、低カロリーで薄味になります。大人が食べるには結構物足りないかもしれません

乳児や3歳児だときざみ食や柔らかく煮たものもあり、病院食のように思えるかもしれません。開園間もない保育園で幼児が少ないところは、給食は乳児仕様がデフォルトになりますか、大人が食べるには相当物足りないかもしれません。

新規開園の保育園にすでに保育園に通っている4歳児や5歳児はよほどの事情がない限り転園しませんから、幼児のクラスが本当に少なくなるんです。


土曜日の給食は質素かも・・


最後に、土曜日に保育園に来る子どもはいつもの数分の一のはずです。それに合わせて給食を作りますから、調理員も少なく、要は手の込んだものを作れない可能性があります。

普段（平日）はご飯＋汁物＋おかず数品なのに、土曜日はきつねうどんだけ、親子丼だけ、みたいな日もあり、物足りないかもしれません。それでもしっかりおやつも含めて食べることができます。

少なくとも保育園で働く場合、お弁当を作ったり高いお金を払ってランチに行ったりする必要はありません。これは保育士として働く大きなメリットだと思います。もちろん、栄養価、バランス、食品添加物の少なさなどは栄養士のメニューでしっかりしていますので、健康食としても優れているということも付け加えさせていただきます。