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2018年05月22日
クラス担任とフリー保育士、どっちがおススメ?様々な角度で比較分析!
正規の保育士として保育園に就職した場合、実はクラスを持たない(担任にならない)ケースがあるのをご存じでしょうか?同じお給料をもらうのならば、クラス担任ではない方が楽そうですが、実際のところはどうなのでしょうか?本当にクラスを持たないフリー保育士の方が楽なんでしょうか?今回は、クラス担任保育士とフリー保育士の違いについて説明したいと思います。
一つの保育園には5名〜7名のフリー保育士がいます!
過去の記事『保育士が知っておきたい「乳児」と「幼児」』 で書きましたが、保育園には保育士の設置基準があり、園児が何人いるかで、クラス担任の数が決まります。
<保育士配置基準>
0歳児 概ね3人に保育士1人〜
1、2歳児 概ね6人に保育士1人〜
3歳児 概ね20人に保育士1人〜
4、5歳児 概ね30人に保育士1人〜
0歳児のクラスが1つあり、あずかっている子ども(0歳児の乳児)が6名のクラスであれば、最低2名が「クラス担任」として専任で0歳児クラスの面倒を見ることになります。
5歳児クラスで20名ならば担任は1名ですね。しかし、保育園は学校ではありません。より突発的な事態が起きる可能性があります。
0歳児クラスである赤ちゃんがいきなり吐いてしまった場合、1人の担任はその子にかかりきりになるでしょう。そうなるともう1人が残り5人の乳児の面倒を見ないといけません。しかし、ある子が泣き出してしまったら・・・。その子にやはりかかりきりにならざるを得ません。
そうなると残り4人の乳児は放り出されてしまいます。
乳児3人につき保育士1人の「一番手厚い」0歳児クラスですらこういうことが起きます。3歳児クラス以上であれば、一人の子どもに何かあればその子にかかりきりになり、誰も対応できないというリスクが生じてしまいます。
「フリー保育士」はそういうケースにクラスに応援に入り、残った子どもたちのお世話をします。いうなれば「保育士の遊撃隊」といったところでしょうか?特定のクラスに所属せず、保育園全体を見渡して、必要に応じてあらゆるクラスのヘルプに入ります。この人たちがいないと、突発的な事態に対応できませんし、4歳児、5歳児のクラス担任は自身の有給休暇も取れないでしょう(学校の先生が休めないのと同じ)。
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一つの保育園には5名〜7名のフリー保育士がいます!
過去の記事『保育士が知っておきたい「乳児」と「幼児」』 で書きましたが、保育園には保育士の設置基準があり、園児が何人いるかで、クラス担任の数が決まります。
<保育士配置基準>
0歳児 概ね3人に保育士1人〜
1、2歳児 概ね6人に保育士1人〜
3歳児 概ね20人に保育士1人〜
4、5歳児 概ね30人に保育士1人〜
0歳児のクラスが1つあり、あずかっている子ども(0歳児の乳児)が6名のクラスであれば、最低2名が「クラス担任」として専任で0歳児クラスの面倒を見ることになります。
5歳児クラスで20名ならば担任は1名ですね。しかし、保育園は学校ではありません。より突発的な事態が起きる可能性があります。
0歳児クラスである赤ちゃんがいきなり吐いてしまった場合、1人の担任はその子にかかりきりになるでしょう。そうなるともう1人が残り5人の乳児の面倒を見ないといけません。しかし、ある子が泣き出してしまったら・・・。その子にやはりかかりきりにならざるを得ません。
そうなると残り4人の乳児は放り出されてしまいます。
乳児3人につき保育士1人の「一番手厚い」0歳児クラスですらこういうことが起きます。3歳児クラス以上であれば、一人の子どもに何かあればその子にかかりきりになり、誰も対応できないというリスクが生じてしまいます。
「フリー保育士」はそういうケースにクラスに応援に入り、残った子どもたちのお世話をします。いうなれば「保育士の遊撃隊」といったところでしょうか?特定のクラスに所属せず、保育園全体を見渡して、必要に応じてあらゆるクラスのヘルプに入ります。この人たちがいないと、突発的な事態に対応できませんし、4歳児、5歳児のクラス担任は自身の有給休暇も取れないでしょう(学校の先生が休めないのと同じ)。
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2018年05月21日
保育士が知っておきたい「乳児」と「幼児」。乳児と幼児で仕事の違いがあった!
保育士で働くうえで、実はあまり意識しないのが「乳児」と「幼児」の違いです。保育園では小さな子どもを預かりますが、クラスによって「乳児」と「幼児」があり、難易度や仕事上のストレス、負担なども大きく変わってきます。
今回は「乳児」と「幼児」の違いと保育士の負担について考えてみたいと思います。
法律で決まっている保育士の配置基準
保育士(先生)一人につき担当する保育園の子どもが何人か、ということは法律で決まっています。
○保育士の配置基準(国の配置基準)『児童福祉最低基準』
厚生労働省HP:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1006-7e_0005.pdf
より
子供の年齢 保育士の配置人数
0歳児 概ね3人に保育士1人〜
1、2歳児 概ね6人に保育士1人〜
3歳児 概ね20人に保育士1人〜
4、5歳児 概ね30人に保育士1人〜
子どもの年齢が低い方と保育士を手厚く配置しなければならなくなっています。当然ですが、0歳児と5歳児では手のかかり方が違います。生まれたばかりの赤ちゃんよりも、普通に話せる5歳児、6歳児の方が手がかからず、指示をすれば動いてくれるのは当然ですよね。
しかしこの基準はあくまで「ミニマム」であり、実際には市区町村でもっと手厚い基準を設けているところが多いです。
例えば3歳児のクラスの場合、20人に保育士1人ではなく、20人のクラスならば「正規保育士2人」+フリー保育士+時間外(パート保育士)などです。
保育を充実させることがその地域の住民のニーズでもあり、財政難の中でも保育予算を削らずむしろ増額している自治体もあります。
保育充実→子どもがいる夫婦が住む→住民税等を納める→その自治体が潤う
という「正の循環」が生まれてくれるといいのですが・・・。
この年齢による保育士の配置基準で重要になるのが「乳児」と「幼児」の違いです。
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今回は「乳児」と「幼児」の違いと保育士の負担について考えてみたいと思います。
法律で決まっている保育士の配置基準
保育士(先生)一人につき担当する保育園の子どもが何人か、ということは法律で決まっています。
○保育士の配置基準(国の配置基準)『児童福祉最低基準』
厚生労働省HP:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/10/dl/s1006-7e_0005.pdf
より
子供の年齢 保育士の配置人数
0歳児 概ね3人に保育士1人〜
1、2歳児 概ね6人に保育士1人〜
3歳児 概ね20人に保育士1人〜
4、5歳児 概ね30人に保育士1人〜
子どもの年齢が低い方と保育士を手厚く配置しなければならなくなっています。当然ですが、0歳児と5歳児では手のかかり方が違います。生まれたばかりの赤ちゃんよりも、普通に話せる5歳児、6歳児の方が手がかからず、指示をすれば動いてくれるのは当然ですよね。
しかしこの基準はあくまで「ミニマム」であり、実際には市区町村でもっと手厚い基準を設けているところが多いです。
例えば3歳児のクラスの場合、20人に保育士1人ではなく、20人のクラスならば「正規保育士2人」+フリー保育士+時間外(パート保育士)などです。
保育を充実させることがその地域の住民のニーズでもあり、財政難の中でも保育予算を削らずむしろ増額している自治体もあります。
保育充実→子どもがいる夫婦が住む→住民税等を納める→その自治体が潤う
という「正の循環」が生まれてくれるといいのですが・・・。
この年齢による保育士の配置基準で重要になるのが「乳児」と「幼児」の違いです。
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