ついつい悔しさから叫んでしまいました。海外にかぶれたド田舎育ちです。
と言うのも、商品の欠品が発生しました。自社倉庫での欠品ではなく、「メーカー欠品」です。発注しても入荷しないのです。
ポテトや鮭水煮缶(これも米西海岸スト)の次は・・・『高野豆腐か！』
どうやらメディアで取り上げてたらしいです。直後の話じゃないようですが、じわじわ品薄状態になって、ついには欠品ってなわけなんでしょうね。業務用を先に！
業務用を先に！は冗談として・・・ですが、また欠品を煽るようですが、「高野豆腐」改めて調べてみるとすばらしい商品なんですね。よかったら ＮＨＫ の「高野豆腐」取り上げたページ紹介します。
豆腐の栄養素をぎゅっと凝縮させたような食品なんです。日本人はすばらしいですね。その歴史は古く、自分の調べた範囲では鎌倉時代からあるようです。呼び名も地方によって違うようで、凍り豆腐（これはＪＡＳ日本農林規格・正式食品名）、高野豆腐（関西圏かな）、ちはや豆腐（大阪・河内あたり）、凍み豆腐（甲信越・東北地方）、一夜凍り（北海道地方）など様々な名前で呼ばれています。自分は「しみどうふ」って子供の頃から言ってますね。
見た目がスポンジなんですが、効果もスポンジです。コレステロールを吸収する効能があるといわれています。強いコレステロール分解作用もその一つで、たんぱく質には食物繊維的な働きをするものがあり、良質のたんぱく質を多く含む高野豆腐は、コレステロールの吸収をうながす作用がというわけなのです。
あと、栄養素の宝石箱と呼んでもいいのではないでしょうか？高野豆腐に多量に含まれる鉄分は女性にとって、重要な栄養素。特に妊娠中や授乳期の女性にとっては、鉄分が不足しやすいでしょうし、貧血に悩まされたり、また、乳児に不足すると、発育が遅れる原因にもなるともいわれているので、ぴったりな食品ではないでしょうか。
まして、大幅減量
にも効果的となると・・・飛びついてほしい「私の席の隣の部長」。ダイエットに必須の低カロリーですし、たんぱく質が豊富に含まれているので、やつれたり、体力が低下することも無く、カルシウムもたっぷり。さらによく聞きますが、「イソフラボン」という、骨からカルシウムが流出するのを防ぐ成分も含んでいます。骨粗鬆症の防止にもよいと思います。同じ大豆食品でも、納豆、豆腐と比較して高野豆腐のほうが多く含まれています。なにが？と言えばダイエット系アミノ酸と言われる、リジン・アラニン・アルギニンなど一番多く含まれています。波が荒くて大ハマリしたのは「新台のアラジン」ですが・・・
もう少し言いますと、肉や魚などと比較して、牛肉の約３倍、マグロ赤身の約２倍のアミノ酸を含有しています。アミノ酸飲料として市販されているものと比べたとすれば、たった一切れでペットボトル５〜８本分もあるんです。
ですが、そのままでは食感が悪いという意見もあります。個人的には逆にあれがいいと思っているのですが、煮物の中に混ぜたり、洋風にアレンジしてみたりと、食べ方を工夫し、摂取しやすくすることで栄養バランスもよくなります。
これを機に健康維持に役立ててみてはいかがでしょうか。と言ったご紹介になりますが、売る玉がなければ話だけで終わってしまいますね。すぐに体制は立て直すでしょうが、「お客様から頂いたご注文にタイムリーにお届けできない辛さ」はもちろん、我々もメーカー側も同じく思っていること。
早く潤沢になってくれないと、他社に切替えたままにしますよぉ みすずさん！
いつか、このような欠品の裏側をご紹介できればと思います。ほんとに商品がないわけじゃないんです・・・。
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