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2018年12月19日

ミートボールで30億。トップシェアを誇るメーカー

業務用食品卸の皆さま、特に学校給食チャネルでご活躍されている問屋さんでは「ミートボール」「肉団子」の類はもちろんお取り扱いあると思います。


自社でも、乳・卵抜きの肉団子なんか扱ったりしています。アレルギーとか気にしなきゃないですからね。


今日は、そのアレルギーではなく「ミートボール」をネタに!


業務用と家庭用の冷凍ミートボール(つくね串類・肉だんご類)のトップメーカーとして、ケイエス冷凍食品株式会社はご存知ですね。170〜180億円で推移する市場の4割を超えるシェアを保っており、2位以下を大きく引き離すほどのトップシェアの企業。


一番の売れ筋商品は家庭用『国産鶏 鶏つくね串(照焼)』を筆頭に、創業以来未だに販売数量を増やし続けているというミートボールと言えば、、、の会社さん。


ミートボール」と言えば、“お弁当のおかず”というイメージが強いわけですが、大いなる可能性を秘める使用例として、飲食店の一品料理があるそうです。


まさに冷凍ミートボールのパイオニア、ケイエス冷凍食品さんのお話です。


「当時の業務用の販売先は、ほとんど給食関係。産業給食やお弁当といった用途。記録として残ってはいないが、市場規模は小さいながら競合がほとんどなく、当時から売上はトップシェアだったと推察される」


新しいメニューというか、食材を作り出したってわけですかね。ケイエス冷凍食品のミートボールは大きく『タレ付き』『タレなし』『つくね串』の3種類に分けられます。創業当時は「タレ付き肉だんご」のみだったのですが、弁当用に見映えの良い業務用つくね串が開発され、家庭用にも転用されていったという経緯。
.

「串がささっていると、高級感が出るうえ、手で食べられる便利さもある。当時は串刺しで照り焼きのタレまでついた完成状態の冷凍製品はなく、画期的な商品だった。やがて他のメーカーが参入し始め、人件費や原材料費の安い海外で製造するようになるわけだが、当初より国産原料を使った自社製造にこだわってきた事が今日の姿」

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感想(2件)



1997年にケイエス冷凍食品は大阪・泉佐野市の自社工場を、国内最大規模のミートボール専門工場にしました。それまで作っていたエビチリなどミートボール以外の製品を全国の提携工場に委託し、肉だんごやつくね串などの主力製品の製造に特化させることで、コストダウンを図ったのです。


しかし、国産であることは安い海外製造品との差別化をはかれると思うのですが、あまりに高いと売れません。自社工場をミートボール専門にしたことで製造ラインの変更を容易にする事が出来、価格を抑えることに繋がったのです。品質と価格のバランスの良さをお客様に認めていただき、売上を伸ばしていけたのですね。


現在、ケイエス冷凍食品の家庭用つくね串は国産の安心感や自然解凍で使える簡便性で、年間30億円を売り上げる主力商品となっています。あの一粒一粒が大きな売り上げになっているんです。



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