2015年01月08日
魚(さかな) VS 肉(にく)
まずは11月の家計調査を見てみます。
総務省が公表している11月の2人以上の家計調査によりますと、1世帯当たりの消費支出は物価変動と消費増税の影響を除いた実質で 前年比 2.5%減 となっています。
わたくしのお小遣いは 前年比10%減。
このような実質減少は増税のあった4月以来の8ヶ月連続となります。
カレンダーを見比べてみますと(昨年比)休日数が前年よりも多く11月は土日が各5日、祝日2日で三連休が2回という日柄。子供のいる家計ではこの時期まだガソリンが高かったですので、辛抱の月だったのではないでしょうか。
実数を見ても、消費者による支出は以前と抑制している姿が見て取れます。(食品について)
こうした月間の支出金額の増加をみると僅か725円増に留まっています。
増税分に相当する分をそのまま節約し、帳尻を合わせたかのような数値。
増税前、3月までの駆け込み需要に対して、4月以降の反動減が相殺し前年と大差ない支出にとどまっています。
こうした中でも、輸入に頼っている食品支出は 3.6%増 の75,383円と野菜以外の相場高の影響を受けて増加しています。
ここで面白い資料として見つけたものがあります。
魚 VS 肉 多く食されるのはどちら!
前年比での増加率で勝負としますが、品目別で見てみます。
先攻「おさかな」
【増加率の多いもの】
たい ・・・47.2%増
さんま ・・・45.0%増
いわし ・・・34.4%増
数量が大きく伸びたものは過剰供給で価格が急落したもの、大衆魚が中心と見えます。
消費者は割安感のある魚へ集中したと考えられます。
勝負となるポイント
数量 625g (15.7%減) 金額 1,216円 (0.8%増)
金額の増加は価格の上昇と考えています。
後攻「おにく」
【増加率の多いもの】
牛肉 ・・・12.1%減
豚肉 ・・・ 1.9%減
鶏肉 ・・・ 0.5%減
牛肉の2桁減少の中で、比較的安い豚肉、鶏肉が僅かな減少にとどまった事から肉類にも節約の傾向として、「より安い肉」への買いの集中が見て取れます。
勝負となるポイント
数量 3,749g (1.4%減) 金額 5,794円 (11.1%増)
このような結果から前年比で2桁の伸びを見せた 「お肉」 に軍配は上がりました!!
年を取ると「肉より魚」と言いますが、この先の超高齢化社会ではどのような動きになるのか楽しみです。
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