イカ原料の状況: ビジネスと趣味の混同カフェ

2016年09月28日

イカ原料の状況

もうね、「いか」は高級食材です。

＊ペルー漁獲状況　

北部：平均してデイリーの水揚げは300トン～多くても500-600トン。決してバカ獲れしている状況ではありません。サイズ的にはいまだに小型ばかりで、1-2kgsが中心で全体の60-70%となっている模様。

残りを500grs-1Kgs、2-4Kgsで半分ずつといったアソート。北部では今のところ水揚げアソートにも大きな変化はここ2-3週間なく大型が揚がってくる気配も・・・見えてきていないようです。

一方南部

ぜんぜん一方ではなく、水揚げ減ってきています。具体的には知らない会社さんですが、Matarani社で１週間原料が手配できなかったとしていますが、PPなども似たような状況でした。

Matarani以外の南部の港もゼロ！という事です。どうやら漁民がストしているので原料が入らないという状況・・・ではなく、出漁しているが魚群が見えてこないという様子。

それが出漁控えとなっており、水揚げがゼロという事です。船を出すにもコストは掛かりますからね。

＊チリ漁獲状況

ペルー南部同様に9月に入ってから水揚げ止まっており、各社契約残に対するギブアップが出てきております。単純に価格で調整すれば何とかなる！という訳ではなくなっています。原料がないためにどうしようもなく、現時点の未船積み分は大幅な遅れ、又はノンデリの可能性があります。

最近聞こえるのは中国で持っている原料に手を出しても、中国側が渡してくれないのだとか。価格が高騰する事が確実となっているので小出しどころでなく、一切出さないのだそうです。高く売りたいですからね。

倉庫しているうちに「いか離れ」でもしたら急落するんでしょうが、絶対数が少ないわけで、極端な値下がりも考えにくいです。もうこれ回転ずしさんも大変でしょうね。

現在では、今まで食用とされにくかったイカをおいしく加工する研究もされているようで、聞きなれない原料が現れてくる日も近いでしょうね。

この記事へのコメント

コメントを書く

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5438886
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック