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2016年03月11日

イカは最低|値上げ必死

イカと言えば、八戸。そう思うのは、東北の人間だけでしょうか。


八戸港など所属の中型イカ釣り船が2015年度の操業を終えました。要するに八戸港での船凍イカの販売がほぼ終了と言う事。


さまざまな取材から得た集計結果からその原料事情などを調べてみました。



15年度の累計は3月8日時点ですが、未販売分までを含めて水揚げ数量が約12,500トン。金額で約49億8000万。日本海側でのするめいか漁が低調だったことなどから、昨年度実績をさらに下回り、近々の5年間でも最低となりました。


するめいかの平均価格は漁期序盤1ケース(8.5kg)あたり2280円を覚えていますが、「全然不良だぁ・・・」なんて声が聞こえ始めて終盤には3800円まで値をあげました。供給量が少ない事から値段が上がっていくんです。


するめいかは8~10月の日本海側がほんと不調。後半から終盤まで鳥取沖での操業が続きました。いつもですと、アカイカ狙いの三陸沖へレッツゴーがあるんですが、するめいかが高値で推移していたので、各船は漁場を変えずに操業を終了しました。


するめいかは国内全体の供給減が深刻になっています。するめいか原料の商品は値上がりだけでなく、欠品・終売を余儀なくされる状況です。


中型船の新年度は5月頃からスタート。7月上旬には初水揚げされると思いますが、16年、高値水準から取引が始まるのは目に見えていますね。
タグ:船凍いか
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