2012年11月29日
最新糖尿病対策 その1
@早期発見・早期治療を
健康な場合、血液中のブドウ糖(血糖)は、すい臓から分泌される
インスリンというホルモンの働きによって肝臓や筋肉に取り込まれ、
一定の範囲内の量に保たれています。
しかし、インスリンの分泌が減ったり働きが低下したりすると、
血糖値の高い状態が続くようになります。これが糖尿病です。
最近は診断基準が改定され、軽症の糖尿病も見逃さずに発見できるようになってきました。
また、インクレチン関連薬という新しい薬が登場しました。
早期発見・早期治療ができれば、
発症前の状態まで改善することも可能な病気になっています。
A新しい治療の考え方
改定された診断基準では、血糖値だけでなく、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という、
過去1〜2か月間の平均血糖がわかる値が使われるようになりました。
空腹時、ブドウ糖負荷後2時間、随時のいずれかの血糖値が基準値を超えており、
HbA1cが6.1%以上の場合に糖尿病と診断されます。
今までの糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本で、
それで不十分な場合にのみ薬が使われ、さらに悪化すると
インスリン製剤が用いられていました。
しかし、最近では、早い段階からインクレチン関連薬なども用いた
薬物療法を積極的に取り入れ、必要に応じて発症直後からでも
インスリン製剤も使う治療が行われています。
こうして血糖値をよい状態に維持することで、インスリンを分泌するすい臓の機能が保たれ、
良好な血糖値を維持することができます。
Bこれからの糖尿病治療
糖尿病はあらゆる年代で増えています。
子どもでも大人と同じタイプの糖尿病が増えており、早期に発見して対処する必要があります。
また、妊娠した人は一時的に糖尿病状態になることがあり、
放置すると胎児に影響があるため、適切な対処が必要です。
働き盛りの30〜40歳代での発病も目立っており、
こうしたケースでは糖尿病を発病する前の生活習慣に戻すことが効果的です。
高齢者の場合は、発症からの年数によって対処が異なります。
どの世代であっても、放置せず、適切な治療を受けることが大切です。
ということで、「最新糖尿病対策」についてでした。
ここに書いてあることはあくまでも参考としてくださいね。
次回は「最新糖尿病対策」のお話 その2です。
ではまた、次回まで〜☆
健康な場合、血液中のブドウ糖(血糖)は、すい臓から分泌される
インスリンというホルモンの働きによって肝臓や筋肉に取り込まれ、
一定の範囲内の量に保たれています。
しかし、インスリンの分泌が減ったり働きが低下したりすると、
血糖値の高い状態が続くようになります。これが糖尿病です。
最近は診断基準が改定され、軽症の糖尿病も見逃さずに発見できるようになってきました。
また、インクレチン関連薬という新しい薬が登場しました。
早期発見・早期治療ができれば、
発症前の状態まで改善することも可能な病気になっています。
A新しい治療の考え方
改定された診断基準では、血糖値だけでなく、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という、
過去1〜2か月間の平均血糖がわかる値が使われるようになりました。
空腹時、ブドウ糖負荷後2時間、随時のいずれかの血糖値が基準値を超えており、
HbA1cが6.1%以上の場合に糖尿病と診断されます。
今までの糖尿病の治療は食事療法と運動療法が基本で、
それで不十分な場合にのみ薬が使われ、さらに悪化すると
インスリン製剤が用いられていました。
しかし、最近では、早い段階からインクレチン関連薬なども用いた
薬物療法を積極的に取り入れ、必要に応じて発症直後からでも
インスリン製剤も使う治療が行われています。
こうして血糖値をよい状態に維持することで、インスリンを分泌するすい臓の機能が保たれ、
良好な血糖値を維持することができます。
Bこれからの糖尿病治療
糖尿病はあらゆる年代で増えています。
子どもでも大人と同じタイプの糖尿病が増えており、早期に発見して対処する必要があります。
また、妊娠した人は一時的に糖尿病状態になることがあり、
放置すると胎児に影響があるため、適切な対処が必要です。
働き盛りの30〜40歳代での発病も目立っており、
こうしたケースでは糖尿病を発病する前の生活習慣に戻すことが効果的です。
高齢者の場合は、発症からの年数によって対処が異なります。
どの世代であっても、放置せず、適切な治療を受けることが大切です。
ということで、「最新糖尿病対策」についてでした。
ここに書いてあることはあくまでも参考としてくださいね。
次回は「最新糖尿病対策」のお話 その2です。
ではまた、次回まで〜☆
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