2018年07月10日
本棚を眺めるのが好き――背表紙・タイトル・シリーズフェチ
こんにちは!
とおのです。
記事タイトルを見て、お仲間がやってきてくださったことを期待しております。
今回書こうと思っているのは、本棚を眺める楽しさです!
わたしは、ここで本の紹介なんてしてますが、実際は読書家なんて言えないマバラ本読みで、だいたい月単位で本が読みたくなったり、パタンと興味がなくなったりするんです。
とはいえ、読みたい欲がおさまるだけで、本自体に興味がなくなるわけではありません。
というのも、昔からずっと好きなことがあって、それが、本棚を眺めることなのです。
背表紙フェチ
本棚は、背陳がいいです。
それは、順番に並んだ背表紙を見れるから。
好きな背表紙は、もちろん、児童文庫です。
なんでって、デザインがめっちゃいいじゃないですか!
レーベルごとのイメージカラーがあり、1冊につき1つずつ、作品のアイコンであるキャラクターのデフォルメ(あるいは胸像)イラストが並んでいる……言うなれば、博物館や図鑑のような美しさです。
単行本だと、本の高さも背表紙の柄もてんでバラバラですから、統一美がありませんし、
通常の(一般向けの)文庫本だと、デザインが地味で、シリーズ物に独自のアイコンがありません。
ラノベ文庫は、わりと児童文庫に近い体裁ですが、アイコンとなるイラストがギラギラこてこてしていてうるさく感じます。
今のところ、児童文庫ほどわたしの目を奪う背表紙はありません。
本屋さんの児童書コーナーの中には、かなりの確率で児童文庫コーナーがもうけられています。
「青い鳥文庫ができるまで」で知ったのですが、青い鳥文庫は、ショッピングセンターなど子どもの集まりやすいお店の方が、多くの種類を置いているそうです。(よく考えれば当然ですね……)
もちろん、品ぞろえが多ければ多いほど至福です。
以降、モールへ行ったときは絶対、背表紙を見に、本屋さんへ寄っています。
一方で、町の図書館は「児童書」のくくりで管理してあるので、児童書コーナーは文庫と単行本が混ざってしまっています。
されど、あなどることなかれ。
単行本を脳内でカットして、文庫だけ目で追って楽しんでいます。
そりゃ、単行本読むこともありますけどね! 根っから文庫びいきなので。
図書館は一昔前の児童文庫がたくさんあって、いいですよ。
タイトルフェチ
また、タイトルが好きです。
どのくらいかというと、タイトルを見ただけで満足できちゃうくらい。
(だからマバラ本読みなんですなぁ)
要は、タイトルって、そのお話の要約じゃないですか。
お話のアイディアがぎゅっとつまっているわけです。
しかも、それだけではありません。
作家さんのセンスも、ぎゅっとつまっているはずです。
素敵じゃないわけが、ないんです。
何か例を挙げようかと思ったのですが、考えてみれば、どれもこれも、タイトル見て「素敵!」となった作品ばかりでした。
……当然、タイトルを見て「?」となったものもございます。
「へこまし隊」とか「若おかみ」とか「ナビルナ」とか「イケカジ」とか。
知らない言葉・造語(あと、掛け言葉に気づかないとか苦笑)は、ときめかないことが多いです。
ただ、興味を引くのは事実。こんなタイトルは、手に取って表紙とあらすじをチェックしたくなります。
最近すごいなあと思うのは、石川宏千花さん。
「超絶不運少女」なんて突飛なタイトルで出会い、「お面屋たまよし」「死神うどんカフェ1号店」と……何、センスのかたまり!? むちゃくちゃ素敵なタイトルです。ワクワクします。
シリーズフェチ
児童文庫レーベル自体1つのシリーズのような美しさがありますが、文庫の中でも、やはりシリーズ物がいいですね。
同じタイトルがナンバリングされてぞろぞろ居座っていると、うっとり見入ってしまいます。
見た目だけではありません。
シリーズであれば、そのお気に入りのお話の世界を、何重にも深めることができるのです!
1冊完結の本に愛着わいちゃうと、少し切ないんですよ。
もっとその世界の色んな面を見たいけど、お話への入り口は1冊だけ……って。
(そういう本は何度も読むことになります。cf. 虹北学園文芸部)
それに、長編になるほど、物語も深まります。
長編というと敷居が高く感じますが、児童文庫は、1冊の分量が丁度いい。(例外はありますね。cf.はやみねかおる)
児童文庫のシリーズ物の1巻を読んでみることは、ハリポタの1巻を読むより気が楽です。
本棚、眺めたくなりました?
それではまた!
とおのでした。
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コメントありがとうございます。
時代感…というのを読んでアンティークな古本(ファンタジーの魔術書でもありそう)を思い浮かべました。確かに複数の本の統一感ではなく、一冊の装丁そのものにうっとりするのも素敵ですね!
記事はやや排他的な文章だったかな、と反省しました。少しでも共感していただけてよかったです!
アズサと申します。
本棚を眺めるのは好きということで、背表紙に対しての興味は似ているかもと勝手に思っています。
とは言いつつ、私の場合は本の背表紙の幅であったり、大きさや時代観であることが大きいです。
もちろん色も好き要素の一つなので、博物館や図鑑の様だという形容の仕方も面白くて、なろほどとすとんと落ちました。