1月14日は「タロ・ジロの日」として知られており、日本で南極観測に大きな功績を残した樺太犬(サハリン犬)のタロとジロにちなんだ日です。この日について詳しく説明します。
背景
1956年、日本は南極観測を開始し、初代南極観測隊が「宗谷」という砕氷船で南極昭和基地を建設しました。この観測では、厳しい環境下での活動を支えるために樺太犬が連れて行かれました。これらの犬たちは、極地でのそりを引く作業や物資輸送に不可欠な存在でした。
1958年、第二次南極観測隊が交代する際に、悪天候のため新しい隊が昭和基地に上陸できず、観測隊員と一部の犬が急遽撤退することになりました。この際、15頭の樺太犬のうち8頭が鎖につながれたまま取り残されました。
タロとジロの生還
1年後の1959年1月14日、第三次南極観測隊が昭和基地を再訪した際、8頭のうち2頭の犬(タロとジロ)が生存していることが確認されました。極寒の過酷な環境で1年間も生き延びたことは、驚きと感動をもたらしました。
タロとジロの生還は、日本だけでなく世界中で話題となり、彼らの勇気と生命力は人々の心を打ちました。その後、タロとジロは日本に戻り、タロは北海道大学で、ジロは上野動物園でその生涯を全うしました。
「タロ・ジロの日」の意義
「タロ・ジロの日」は、彼らの生命力や努力をたたえるとともに、南極観測に関わった人々と動物たちの功績を思い出す日です。また、過酷な自然環境に対する科学技術や、人と動物の絆についても考える機会を提供します。
関連エピソード
映画『南極物語』
1983年、タロとジロの物語を基にした映画『南極物語』が公開され、大ヒットしました。この映画は、彼らの冒険と生還の物語を世界中に広めました。
銅像と記念碑
タロとジロを記念した銅像が北海道の北海道大学や東京都の国立科学博物館に設置されています。また、昭和基地周辺にも記念碑が建てられています。
まとめ
「タロ・ジロの日」は、南極観測の歴史を振り返り、困難に立ち向かう勇気や生存力、そして人と動物の絆を再確認する日として重要です。この日をきっかけに、自然の力や科学探査への関心を深めることができるでしょう。
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