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2016年04月14日

撮影記42;海うさぎ(稲取温泉)の撮影・・・(1)

東伊豆は稲取温泉の「海うさぎ」にて


何ヶ月か前のブログで初めてご紹介しましたが、今回は館内全体の撮影でした。
(前回は、朝食ブッフェ会場の撮影のみでした。)

こちらは東伊豆海岸の海を望む場所ということがあり、今回は、貸切露天からの朝日を絡めた写真をも特にご要望でした。
正直なところ、こらは大変だな!と思いました。
ついに来てしまったか、と。
久々の朝日がらみの撮影。

この時期の日の出時刻は朝5:30だそうです。何を隠そう実は私、早起きは大苦手なんです。
だがしかし、これは避けては通れません。

それにしても、日の出が朝5時半だとすると、少なくとも5時には現場スタンバイしなくてはならず、
家からの早朝出発となると朝3時半出!になります。
これ到底 無理。まず起きれない。

ということで、頼み込んで海うさぎさんに前泊させていただくことにいたしました。
その方がよほど楽ですし、多少確実でしょう。

ただ、そうやって前泊にたとしても、天候については、純粋に賭けとなります。
曇ったりすれば即アウトです。

前置きが長くなりました。この結果どうだったのか。以下のような写真となりました。

貸切露天-冬うさぎ-1n.jpg

貸切露天-冬うさぎ-4b.jpg





天気は恵まれた方だったのですが、、、
露天風呂からの薄明の暗い外の景色の、一番明るくなってきた位置がとんでもないあさっての方向なのです。

朝日の位置ははるか左サイド方向であり、露天風呂からほとんど見えなかったのです!
また、海ではなく陸からの日の出となりました。

2枚の写真のうち、上のアングルで朝日を絡めるつもりが、
現実には下の写真のように大きくカメラ位置を変更したにもかかわらず、物理的に不可能でした。
せめて、朝焼けを生かして撮影しておこうと思った写真です。

素直に、徒労感が、、、。

ホテルの方々は、朝日のだいたいの位置っていうのをご存知ないのでしょうか?
何年、何十年と住む土地の、どの辺から朝日が昇るのか、知らないものなんでしょうか。
みなさん割合そんなものなのでしょうか。

それにしても、こうまで見当違いの日の出はカメラマン人生で初めてです。

私のこの前泊は一体、意味があったのかなあ。
ここだけの話ではございますけど。

この露天風呂を朝日がらみで撮影できる可能性とは、冬至前後の一時期のみかもしれません。
しかし、今この時季にここまで方向違いであることを考えると、可能性は限りなく低いでしょう。

稲取の地域は、伊豆半島から海に突き出た小半島のような地形で、ホテルや旅館は主にその海岸沿いに連なるようにして集まっています。
「海うさぎ」は、この小半島の南側部分にありますが、それを考えると建物はほぼ南向きなはずです。

今の時季は、この小半島の北側に建つホテルなら朝日が拝めるのでしょう。
私も地図で方向を確認しておけば良かったと、自省するべきでしょう。

「海うさぎ」さんは、朝日よりもむしろ、東伊豆ではあっても、夕日の方が綺麗に見えるのかもしれません。
これも日の短い季節のことでしょうけど。

まあ、宿泊客としてみたら、早朝の朝日はなかなか見ようという気になれません。
せっかく骨休めに来たのですから、ゆっくり寝ていたいという方も多いでしょうし。
夕日なら誰でも楽しめますからね。

この撮影の後、私は再び布団に潜り込みました。
一人では勿体無いぐらいの広い部屋で、
暑すぎず寒すぎず、ありがたいのはとても静かであり、早朝撮影した割によく休まりました。
良い部屋に泊めていただき、常務さんに深く感謝です。

さて、撮影はこのカットからのスタートでしたが、以降の写真紹介は次回に回させていただきます。
長くなりすぎましたので。
どうもありがとうございました。






<お断り>当ブログに掲載の写真の無断使用・転載は厳にお断りいたします。
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伊豆半島の付け根辺りを根拠地にフリーカメラマンとして孤軍奮闘しています。ホテル・旅館への出張撮影が多いため撮影者からの情報発信を志してみました。それ以外にも興味本位なテーマも含めて行きたいです。
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