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2018年05月29日

撮影記 98;伊豆の国市「蔵屋鳴沢」さんにて。

日本茶製品の商品撮影をしました。


蔵屋鳴沢さんの場所は、韮山反射炉(世界遺産、伊豆の国市)に隣接し、反射炉に訪れたほとんどの方が寄ってゆかれる施設ということもあって、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
こちらは地ビールレストランとして今は有名なのですが、一方で日本茶の栽培から製茶までを一貫して行う、いわゆる製茶業の側面をも併せ持っています。
というよりも、むしろ製茶業の方が元々であり、昔からこの辺りでは広く知られておりました。

_DSC1451-thumbnail2.jpg


蔵屋鳴沢さん撮影は、数年前にも地ビールや料理、館内施設などをウェブサイト用が主目的で行わせていただきました。この度は、また社長様からご依頼のお電話をいただきました。

商品-0196-箱100g2缶入-3b.jpg
商品-0717-あけぼの-b_3.jpg

このような日本茶の様々の種類の商品を、およそ二日にかけて撮影しました。
商品-0699-さわらび-bb_2.jpg
商品-0321-緑茶TB3種で-b.jpg

写真は一例ですが、実際の商品アイテム数は非常に多く、100種に迫るかと思われました。

実は、お茶の撮影は、私の経験でもそう簡単なものではない一面があるのです。それは、「色」なのです。茶葉および湯呑みに注いだ時の微妙な色が難しいのです。

お茶所の静岡ですから、私も何回かこうした撮影の経験があるのですが、フィルム時代には後調整もできませんから、フィルムの銘柄や製造ロッドまでを慎重に検討した上で撮影をするのが当たり前だった記憶が蘇ります。そこまでしても、再撮になってしまうこともあったなあ、、、。

今は、デジタルデータなので後調整もできてしまいます。でも、何十カットも撮影すると、現物の色自体がもう思い出せないわけでして、なかなかこれはこれで一筋縄では参りません。
そもそも、後調整の作業自体ヘビー級の仕事できつく、それよりもフィルム時代の方が私には余程幸せな時代だったな、などと思われるのです。

(同年代のカメラマンなら、きっと共感してくださるのではないでしょうか。)

ところで、こちらの日本茶ですが、様々なグレードがあってそれぞれに味わいが異なるわけですが、ワイン的な表現を借りれば、「しっかりしたボディーの深い味わい」というような個性でしょうか。
もちろん蔵屋鳴沢さんの売店に置いてありますので、反射炉見学の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

下戸の私は地ビールはあまりいけませんが、こちらのお茶は近くのスーパーでも置いてあるので時折買って飲んでおります。同じ土地に育ったせいか、体にしっくりくるのですね。

ぜひお試しを!

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伊豆半島の付け根辺りを根拠地にフリーカメラマンとして孤軍奮闘しています。ホテル・旅館への出張撮影が多いため撮影者からの情報発信を志してみました。それ以外にも興味本位なテーマも含めて行きたいです。
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