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2016年11月03日
富士のある絶景(14)富士のある絶景 西天城高原A
船原峠〜魂の山 間をトレッキング・・・富士山は拝めず!
先日、仁科峠から魂の山までの間のトレッキングした話をいたしました。
天気に恵まれ、実に清々しい、素晴らしい山歩きをさせていただきました。
そして今回、その西伊豆山稜線歩道の北側の続き、魂の山から北側の船原峠までの間をトレッキングしましたのでお伝えします。
あいにく予報とは異なる曇天でした。富士山や駿河湾など、本来の景色を楽しむことが叶いませんでした。
今回は、先日とは反対に北側からのアプローチです。船原峠から南下して歩きました。これは、前回のゴールの魂の山へは徒歩でしか行けないので、そこをスタート地点とするのは難しかったからです。
「船原峠」は、天城湯ケ島(伊豆半島中部)から西伊豆土肥(駿河湾側)へ山越えする国道136号線の最高地点辺りにあります。
厳密には、136号から分枝する県道411号線(船原トンネル手前約1km分岐、136号の旧道で西伊豆スカイラインへのルート)の最高地点です。
136号からこの旧道へ分かれて緩やかに2~3km登ると、西伊豆スカイラインの大きな高架が見えてきます。この高架の下に広い駐車場があり、ここに車を止めました。
マイナーな区間らしく、車は私一台だけでした。
駐車場の一角に東屋。
この左脇の階段を10m位上がると、下写真の案内標識とベンチが。
歩くこと約30分で、「棚場山」に着。標高753m、なんかお目出度い数字ですが、このピークは、林の中で眺望はありませんでした。
またこの先もしばらくは、ほぼ森林をゆく路でした。
道脇に ”ツチアケビ” が実ってました。林に生える腐生植物、久しぶりでした。
眺望のほとんどない地味な道です。しかも人工林が多い。これでは人気もないでしょう。
少し歩くと「吉名峠」に。湯ヶ島側の吉名へと続くが、果たして実際に通れるのかどうか。
「南無妙峠」 昔、ここを山越えをしようと行き倒れになったという旅の夫婦を弔った石碑が建てられています。
適度に上り下りを繰り返す、ほど良いトレーニングになる山道を、息を切らしながらも歩きます。
棚場山からほぼ30分ほどにて、「土肥峠」に至る。
ここから、いよいよ目的地の「魂の山」へ。
この辺りから、時おり景色が開けてきます。
富士山がちょこっとだけ見えた! 土肥の入江も。
船原峠から歩くことおよそ1時間40分。
「魂の山」に無事到着!。
前回も本日も私一人だけの全行程でした。寂しくないといえば嘘になります、、、。
ここの眺望は、360度とも素晴らしく、見晴らし良く清々しい!魂が浄化されます。
静寂の中でのこの景色の独り占めはかなり贅沢でした。
知名度は低いが、なかなかの山です。
今回は船原峠から攻めましたが、「魂の山」を目指すなら、仁科峠起点ののパノラマ熊笹コースがベターでしょう。真冬でも、ここなら素晴らしい眺望が待っています。いや、むしろ冬こそこのコースのベストシーズンなのかもしれません。
前回も今回も、コースタイムは約2時間ほど。往復で4時間ちょっと。
お弁当を食べたり、じっくり写真を撮ったりしているともっとかかります。
しかしよく整備された登山道でもあり、多くの人が気軽に登れるという点でも価値は高いコースであると認識しました。
次回は、さらに船原峠から北上してみたいと思います。
どうもありがとうございました!
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