2019年07月11日
そろそろ下船!?
当ブログ運営者の居酒屋八角こと店主の八角です。
先日、何気なくフェイスブックを見ていました。
皆さまもご存知のようにフェイスブックには、自身の過去の投稿をシェアするという機能がありますよね。
ちょうど、3年前の投稿でしたが、(自身が)弓削島へ行ったという、投稿記事でした。
なぜ、弓削島かというと、弓削商船高等専門学校(弓削商船)へ行くためだったのです。
3年前は、息子がこちらの弓削商船高等専門学校の商船学科でお世話になっていたのです。
ちょうど、7月は、学校のPTA総会と寮生保護者会(弓削商船、白砂寮)、そして担任との懇談会が行われるのです。
その時には、商船学科の2年生と4年生の保護者は、直後に行われる海技教育機構(旧航海訓練所)の
航海実習の説明会もあります。
ちなみに2年時の航海実習は、1か月間で、国内各地の港を巡りながら実習を重ねます。
息子の場合は、東京を出航後、東京湾で錨泊、そして、大平洋を北上し室蘭、そこから富山(伏木富山、ふしきとやま)、隠岐諸島、周防大島(安下庄、あげのしょう)、そして神戸下船でした。
また、4年時の航海実習は、5か月間で、夏休み明けの10月から5か月間の航海実習でした。
10月に乗船後、最初の2か月間は、広島や、鹿児島、等、国内各港を寄港しながら実習を重ねます。
そして12月初旬にハワイに向けての航海実習がスタートするのです。
「ハワイへの航海実習」は石井国土交通大臣(当時)も激励に来られるほど大々的なものです。(実習生は、幸せですね)
船は、帆船「日本丸」で、東京出航後は、しばらくは、風のみでハワイを目指すそうです。
年によっては、「風が良く」帆走のみでハワイまで到達する年もあるそうですが、息子たちの年は、前面に高気圧があり「風」に恵まれなかったので途中からは、機走に切り替えてのハワイ到達だったそうです。
もちろん乗船中は、座学もありますが、就職してからも困らないように(航海系なら)実際の航海当直(ワッチ)もあるそうです。
狭い船内生活は、大変だったと息子から聞きましたが、自由時間には、甲板から釣り糸を垂らして魚を釣り上げたり、船内の運動スペースで球技をしたり、実習生それぞれにストレス解消をしていたと聞いています。
もちろん、寄港地では、上陸が許可されることも多く、友人同士で観光や、街歩きを楽しんだようです。
弓削商船卒業後の現在は、北米航路の自動車船(PCC)に乗船勤務しています。
主な寄港地は、アメリカ西岸のロングビーチ、ベニシア、東岸のニューアーク(ニューヨーク郊外)フロリダ州のジャクソンビルなどでたまに、カナダ寄港もあるそうです。
いつもはニューアークで船食屋を入れているそうですが今回は、フロリダでの船食屋利用になったので自分用にフロリダ州の「ご当地Tシャツ」を注文したそうです。
あらかじめ、注文しておくと、寄港時の食材、備品など納入時に一緒に持ってきてくれるそうです。
(デザイン等は、お任せになるので船食屋のセンス次第のところはあるようですが、、)
多少難しいリクエストでもなんとか、注文にこたえて、やってくれるそうです。
(下記画像フロリダ、ご当地Tシャツ)
息子が乗船勤務する自動車船(PCC)は、現在(2019年7月)ニューアークで積み荷の輸出用自動車をおろしています。
ここで自動車を全ておろした後は、カリブ海からパナマ運河経由で日本に帰ってきます。
今年の1月の乗船から日本帰着時の8月で7か月の乗船勤務になるのでおそらく、「下船命令」(イコール3,4か月の連続休暇入り)がくるのでは、と期待している息子から先日連絡がありました。
最近の外航船舶では、衛星経由のネット設備が整ってきているので太平洋の真ん中でも「ライン」や「メール」でのやり取りが可能になってきました。
便利な世の中になったものです。
下記画像は、自動車船の自動車積み込みスペース。(実際の自動車の画像は、企業秘密の部分があるので画像は、ありませんが、、)
まるでショッピングモールの駐車場のようなスペースが10数層あり一度に5000台、6000台の自動車を運べるそうです。
ちなみに、船員居住区は、船の最上階にあり高さで言うとビルの10階、11階くらいの高さがあるようで見晴らしは、最高のようです。(といっても航海中は、青い海ばかりです)
実際の訪船記事は、下記どうぞ。
https://fanblogs.jp/hakkakutaishou/archive/174/0
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