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2024年10月06日

1970年代、1980年代のアニメをリメイクする事が流行っている様だ

最近は、1970年代、1980年代のアニメをリメイクする事が流行っている様だ。
私の子供時代のアニメもリメイクされている。
永井豪作品では「マジンガーZ」は映画化された。
「鋼鉄ジーグ」は「鋼鉄神ジーグ」と名前を変えてリメイクされいた。
「UFOロボグレンダイザー」は「グレンダイザーU」として先月まで放送されていた。
高橋留美子作品では「うる星やつら」、「らんま1/2」がリメイクされている。
どれも観てみたが、正直面白くない。
私自身が年配者になった事もあるが、リメイクされた作品自体に勢いが全くないのだ。
永井豪作品の「グレンダイザーU」などは、昼ドラみたいな妹の婚約者と姉が関係を持つなど、ドロドロした作品になっている。
無理矢理関係を持てなかった妹を殺して話しを進めて居たようだが、後味の悪い作品になっていた。
「鋼鉄神ジーグ」は独特のオープニングが売りだった前作に比べ、面白味の無いオープニングだった。
しかも、前作以上のご都合主義な展開にがっかりした。
高橋留美子作品の「うる星やつら」は声優陣こそ一新されたが、演技そのものは前作の真似。
前作は声優陣のアドリブでの熱のあった演技が視聴者の心を掴んでいた作品だったように思える。
単に原作に忠実なつまらないアニメーションがリメイクされた「うる星やつら」だった。
本日の深夜から「らんま1/2」のリメイクが放送されたが、「うる星やつら」の失敗を考慮したのか、声優陣は前作出演の声優陣で挑んでいる。
しかし、最初のワンカットで、1980年代という設定が出るなど、明らかに過去のお話という感じで、興ざめした。
特に「らんま1/2」は1980年代の中国が大きな影響をする作品だ。
現代の様な近代化して、日本を追い抜いた中国では全く面白くないのだ。
人民服など今の日本人には全く判らないし、中国という国に神秘性を感じる人は居ない。
日本での中国人のイメージは、申し訳ないが成金で民度の低い人たちだ。
「らんま1/2」に出てくるような神秘的且つ理性的なイメージなどみじんも無い。
完全に設定を間違っている。
だから、1980年代という前提を最初に打ち出したのかも知れない。
日本はアニメ大国と勝手に思っているようだが、既にそれは過去の話しだと思う。
今の日本のアニメの特徴はズバリ「現実逃避」だ。
ライトノベルという素人が参加できるジャンルの物語が、現実逃避を前提に雨後の竹の子のように産み出されている。
だから作品の枕詞に「転生」とか「異世界」という文字が並ぶ。
そしてストーリー展開は実に簡単で、主人公は必ず異世界に現代の知識を持ったまま転生するか、いきなり存在する。
神様の様な天の声があり、ゲームの様な解説画面等が登場する。
そして、必ずサクセスストーリーになっている。
ゲームのように、経験を積み重ねて様々な難関を越えて成功する物語なのだ。
途中で過去の苦い思い出なども入れておくことも、どの作品でも同じだ。
そして、何よりも必ず女性の肌の露出が多いことだ。
性行為を連想させる仕草、言動などで静的な興奮を促すことも常套手段としている。
そんな作品ばかりがアニメ化される日本のアニメ業界が、世界に冠たるモノである筈が無い。
最近の傾向として、残酷なSEXや暴力シーンをアニメに加える事で、インパクトを付けようとする作品もある。





治安の良い国だった時には、衝撃的だったが、外国軍の駐留や移民政策などで暴行事件が頻繁に起きている日本では、現実世界の方がより残酷である。
1940年代後半に、日本は敗戦し、そうした暴力の社会から理性と尊厳を取り戻そうとしていた。
それは戦争に参加した世代では無く、戦後に産まれた子供達が残酷な現実から夢を持つために産み出されたのが、手塚治虫などが作り出した子供向けの漫画なのだろう。
1970年代までは、漫画に暴力とSEXは御法度だった。
1980年代から少しづつ緩やかになってきた。
そうした緩やかに自己規制の緩んできた時代の作品が1970年代から1980年代のアニメ作品なのだろう。
規制された時代から自由になりつつある時代だからこそ、勢いも在り、制作に当たる人たちの熱の入り方が違うと言うことだ。



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