2013年02月24日
石鏃
古代縄文人は狩猟生活をするうえで、獲物を仕留めるために、
石で作った矢じりを用いていました。
2年前と今回の発掘作業ではチャートやサヌカイトで作られた石鏃が
多数出土しました。
写真は2年前の発掘で出土したチャート製の石鏃で、
大きさは約1.5cmぐらいです。
研究員のお話では、サヌカイトは比較的加工しやすく、
チャートは堅く加工が難しいとのことでした。
実際、発掘道具などを自作している作業員さんが
グラインダー等を使って製作に挑戦したそうですが、
細かい部分の整形の時に割れてしまったそうです。
縄文時代では、大きな塊のチャートを砕いて出来た手頃な剥片を、
鹿の角など堅いもので、グイッと押しつぶすように整形していた考えられています。
私も研究員の方に詳しく作り方を聞いて挑戦しました。
材料は握りこぶし大のチャートを用意して、
道具には手で握れるぐらいの他の堅い石と
整形用には10cmほどの大き目の釘を用意しました。
研究員の方に教えて頂いたとおり、
チャートを他の石でコンコンと軽めに叩くだけで、
いくつも不規則な形の剥片が出来ました。
その中から整形できそうなのものを選んで、
胡坐をかいた膝の上に置いて、
剥片の縁の余分な部分を、釘の先端で押しつぶすように
取り除いて行きました。
途中で必要な部分を欠くこともあって、何度か剥片を取り換えました。
あまり強く力を入れずに、角度に気を付けて、押し込むと、
何とかそれらしい形?にはなりました。。
これ以上手を加えると、また欠けそうなので、
これで完成ということにしました。
少し小さめです。
改めて、縄文人の技術と知恵のすごさを知りました。
建物シリーズ登呂遺跡を購入しました。
組み立て式で塗料で色付けするようになっています。
作るのが楽しみです。
石で作った矢じりを用いていました。
2年前と今回の発掘作業ではチャートやサヌカイトで作られた石鏃が
多数出土しました。
写真は2年前の発掘で出土したチャート製の石鏃で、
大きさは約1.5cmぐらいです。
研究員のお話では、サヌカイトは比較的加工しやすく、
チャートは堅く加工が難しいとのことでした。
実際、発掘道具などを自作している作業員さんが
グラインダー等を使って製作に挑戦したそうですが、
細かい部分の整形の時に割れてしまったそうです。
縄文時代では、大きな塊のチャートを砕いて出来た手頃な剥片を、
鹿の角など堅いもので、グイッと押しつぶすように整形していた考えられています。
私も研究員の方に詳しく作り方を聞いて挑戦しました。
材料は握りこぶし大のチャートを用意して、
道具には手で握れるぐらいの他の堅い石と
整形用には10cmほどの大き目の釘を用意しました。
研究員の方に教えて頂いたとおり、
チャートを他の石でコンコンと軽めに叩くだけで、
いくつも不規則な形の剥片が出来ました。
その中から整形できそうなのものを選んで、
胡坐をかいた膝の上に置いて、
剥片の縁の余分な部分を、釘の先端で押しつぶすように
取り除いて行きました。
途中で必要な部分を欠くこともあって、何度か剥片を取り換えました。
あまり強く力を入れずに、角度に気を付けて、押し込むと、
何とかそれらしい形?にはなりました。。
これ以上手を加えると、また欠けそうなので、
これで完成ということにしました。
少し小さめです。
改めて、縄文人の技術と知恵のすごさを知りました。
建物シリーズ登呂遺跡を購入しました。
組み立て式で塗料で色付けするようになっています。
作るのが楽しみです。
新品価格 |
中古価格 |
石器づくりの考古学―実験考古学と縄文時代のはじまり (ものが語る歴史) 新品価格 |