きのの3人育児にっき

７歳長男が、嘘をつきました。

電子体温計の液晶を隠し、私の目の前でＯＦＦにしてから「３７．８度だった。」といいました。




再び電源を入れて履歴を見ると、３６．５度でした。




長男は、ごめんなさい、と謝りました。

学校を休みたいがための嘘だったようです。

ちなみに、休みたくなるほどの深刻な理由は今のところありません。

この嘘、「もぉ〜しょうがないなー。次はだめだよ？」で済ませていいのか。

子供のよくある些細な嘘だから、大きくとらえなくてもいいのか。

私は親として、また葛藤を強いられる状況に晒されました。

嘘の程度は小さいのかもしれません。

でも、私はかなりショックを受けてしまいました。





長男が、私の目の前で手際よく証拠を隠蔽し、子供らしいぎこちなさもなく、息を吐くように嘘をついたということが、嘘の内容よりもショックでした。







この子は、普段から私を、周りの人間を騙していたんだろうか。

自分の利益のためだけに。

そんなことも考え、嫌悪感も込み上げました。

小さな嘘、です。

しかし、この積み重ねが大きな嘘に繋がっていき、やがて倫理観の低い人間になってしまうと思いました。

朝から長男にお説教でした。

心に届けたい言葉を一生懸命に選んで、長男を諭します。

どんな言葉なら心に届くのだろうか？

罰を与えたらいいのか？

いつも私は自問します。

そして、明確な答えが出ないまま、長男が本当に理解してくれたのかどうかの手ごたえの無いまま、その時は過ぎて行ってしまうのです。

前日から具合が悪かったので、その日は結局学校をお休みしました。



嘘をついたことについて、

長男には「胸を張れる生き方をしなさい」とも言いました。

小学２年生にはきっと、難しすぎる言葉だったでしょう。

沢山言葉を投げかけたけど、そのうちいくつが長男に届いたのでしょうか。

ずるさと逞しさは少し似ているとも思います。

でも、私は、正直で逞しい人間になって欲しいと、願っています。