きのの3人育児にっき

最近、３歳長女は「お父さんと寝る」と言います。

その時夫はまだ歯磨きなどを済ませていない時が多いので、「すぐに行くから待っててね」と夫は言います。
それまでの間、長女は０歳次男君に授乳をあげる私の背中で、時々お母さんの耳たぶを触りながら待っています。

なかなか夫は来ません。
歯磨きをしながらパソコンを見ている姿が想像できます。
待ちくたびれて寝てしまう事も多い長女ですが、起きてずっと待っている夜もあります。
その日はしびれを切らした長女が夫を呼びに行き、やっと夫は寝室にやってきました。

私はイライラしていました。

理由は
・すぐ来ると行ったのに来ない
・長女の就寝時間が遅くなってしまった
というものです。

怒っている私と待ちくたびれた長女に夫は「ごめんね」と言いましたが、私は怒りが収まらず色々と言ってしまいました。
「すぐ来るって言ったのに！」
「長女の寝る時間が遅くなっちゃったじゃん！」
「なんで約束破るの？」
と。

夫は再度、長女を抱きしめながら言いました。
「ごめんね」
それを聞いた長女は夫のほっぺたを小さな手で包みながら

「いいんだよ」

と、言いました。

私は何とも言えない気持ちになりました。
何だか恥ずかしいような気持ちになりました。
「ごめん」と言った相手に、「いいんだよ」と声をかけてあげる長女が、自分よりもずっと素晴らしい人間に思えました。

「いいんだよ」

なんて、いい言葉なんだろうと思いました。

以前に、寝かしつけが遅くなってしまった長女に謝った時、長女は私にも同様に言ってくれたのを思い出しました。
私はあの時、長女が「いいんだよ」と言ってくれて、とても救われた気持ちになりました。

私も、この言葉を使おう、と思いました。






昨日、私のそばで急に腕を伸ばした長女が、こぶしを私の目に当てました。
痛くて涙が出て、「もう、気をつけてよ！」と言いました。
長女は申し訳なさそうに「ごめんね」と言いました。
私は、「いいんだよ」と長女が言うように優しく言ってみました。

長女は「いいんだよ」と言われて、かえって泣きそうな顔をしました。
本当に悪かったと思っていることが伝わって来ました。

長女から教わった言葉、教えてもらって良かったなと思いました。







「いいんだよ」という言葉。

今度、夫にも言ってあげたいと思っています。