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2016年11月01日

口呼吸の治し方

口呼吸をして寝ていると、いびき発生の大きな原因のひとつになると言っても過言ではありません。現実的に、いびきをかく人の殆どは、口呼吸をしているか、口を開けたまま寝ているといわれる程、口呼吸はいびきに大きな影響を及ぼします。


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実際に、いびきに悩んでいる患者さんの9割以上が、鼻呼吸ではなく口呼吸をしているという統計が、データとして出ていますので、その信憑性は高いかと思われます。

特に、現代においては、幼年期に固い物をあまり食べなくなっている食生活と重なり、、顎の筋肉も弱くなっており、余計に口呼吸をする人達が多くなってきたそうです。


人の呼吸は、日常において無意識のうちに行われるもので、もともとは鼻から吸う鼻呼吸が自然な状態であると言えます。


また、いびきだけに止まらず、口呼吸は病気のもとという言葉もあります。


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つまり、鼻呼吸の場合は、鼻から入ったバイ菌やアレルギーの菌等は、鼻毛や鼻の粘液により体内に取り込まれることはありません。加えて、鼻の奥にある扁桃リンパ組織というものが、バイ菌やアレルギーの菌等が、肺に流入しないように防御してくれているのです。


更に、バイ菌やアレルギーの菌等が鼻を通る時に、温められ且つ適度な湿り気も加えられる為、のどや肺への刺激を減少してくれます。乾燥自体が菌にとって好ましい条件であることは、言うまでもありません。


口呼吸をするのは、言い換えれば「口が閉じにくい人」とも定義出来ます。


これには歯科的要因・・・具体的には、前歯が出っ歯になっていて口を閉じにくい人が挙げられます。また、普段は口が閉じにくいと思っていなくても、口を閉じたときに、下唇の直下の筋肉が、梅干しみたくこわばって見える場合は、歯並びの悪さが口が閉じれない原因となっている可能性があります。


このような状態の方は、一度矯正歯科で相談してみることをお勧めします。


あとは、冒頭でも述べたように、口の周りの筋肉が弱くて閉じにくいという方が大半です。


つまり口呼吸を改善する、そして健全な鼻呼吸をする為には、口周りの筋力不足を改善しなければなりませんので、適切なエクササイズや、常に口を閉じるという強い意志を持たなければなりません。以前記事にしたこともある「あいうべ体操」も、口周りの筋力アップには効果的です。


また、多くの人達は口呼吸が癖になっているので、市販の口呼吸テープを使うという選択肢もあります。これは、上唇から下唇に縦に一本、あるいはハの字に2本テープを張って、口を閉じる癖を強制的に促す方法なのですが、私が試した結果は、見事に寝ている間に、テープを外していました。





・・・無意識の内に外してしまっているのだと思われます^^;

口呼吸が軽度の方であれば、口呼吸テープで十分、口呼吸を改善出来る可能性はあるかと思います。


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いびきはとても身近な症状な為、ついつい軽視しがちですが、健康ないびきと云うものは存在しないのです
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