病院SEにゃんとの「システムエンジニアの仕事ってこんなもん」

地方の小さな病院システムエンジニア兼病棟事務として働いています、にゃんとです。

今回は、「医師って理不尽！！病院ＳＥの苦悩」についてちょっと書こうと思います。


「医師って理不尽だなぁ…」

って感じる時があります。

例えば、

「オーダリングシステム（医師が血液検査やレントゲンを撮るよう各部署へ電子データで指示するシステム）を入れたら自分（医師）がちゃんと指示するから」

と言いながら、いざ入れてみると

「細かいところ（セットで出した指示が日曜日にやることになっちゃっているのを平日に変更するなど）はやっといて」

と言って看護師などにお任せ状態になっていたり、

指示を間違えていることを指摘すると怒ったり…




こちらとすれば医師のおかげで仕事ができているようなもの。

あんまり反抗することはないのですが、この前もこんなことがありました。

「患者さんが打ったインスリンの単位（量）が、定期打ちとスケール打ちで分けてシステムに表示されるようにしたい」

と医師からの要望。

ちなみに定期打ちとは、あらかじめ朝には○単位、夕には○単位うってねという指示のこと。

スケール打ちとは、決まった時間に血糖値を測って、その値に応じて決められた単位のインスリンを追加でうつという指示のことです。

業者に確認したりした結果、医師が指示を出す際に、これまでとは少し違う操作をすれば出せることが分かり、その医師に、

「こういうふうに指示を出せば、定期打ちとスケール打ちのうった単位数が別れて表示されます」

と伝えました。

数日後…

その医師から、

「別れて表示されないんだけど！！」

と怒りの連絡。

データを確認すると、以前の操作の仕方で指示を出していることを確認。

そこで、

「オーダの出し方が以前のままです。どなたが出したのでしょうか？」

と確認すると、

「誰が出したかが問題じゃない！看護師が出し方を知らないのが問題なんだ！！」

と。

看護師は指示出さないんですけど。医師が指示を出すのが原則ですけど。。。

ログを確認しても、どうやらその医師が指示を出した様子。

それでもこちらとしては、

「…。看護師に伝達します。」

と引き下がりました。収まらなそうでしたからね。

仕事させてもらっているからしょーがないんでしょっ！！


今回はこんな感じで以上です。

ではまた次回。

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