2016年02月17日
窓の断熱性能・選び方について
こんにちは、つばさです。
先日、ゆきだるまのお家で標準仕様の窓について
『もう少し詳しく知りたい』とメールをいただきました。
ありがとうございます。
以前、家の断熱性能を上げるには
「窓の性能をあげるのが、一番近道」とお話しました。
◆冬場の熱移動の例
上記図のように、冬場ですと5割近くの熱は
窓から外へ逃げていきます。
※夏場は、逆に7割近くの熱は
外から窓を通って室内へ入ってくるようです。
そのため、夏は涼しく・冬は暖かく過ごすためには
窓の断熱性能UPが良いということになります。
もちろん、窓を無くせば熱の移動も極端に減りますが
そういった家には住みたくないですよねー(>_<)
そして、窓には色々種類がありますが
◆ガラスの断熱性能
トリプル(3枚) > ペア(2枚) > 1枚のみ
となっていて、
ガラスの枚数が多い程、断熱性能は上がります。
特に1枚とペアガラスでの差は大きいようで
寒冷地ではペアガラスが、ほぼ標準だと思います。
◆サッシの断熱性能
樹脂 > 樹脂+アルミ > アルミ
アルミは金属ですので、やはり熱を通しやすく
断熱性能としては、樹脂に負けてしまいます。
また、アルミの方が結露が発生しやすいようです。
※樹脂サッシも結露が全く発生しない訳では
無いですよ。
◆ガラス間の層の断熱性能
クリプトンガス > アルゴンガス > 空気のみ
複層ガラスの場合、ガラスとガラスの間に
空間が生まれますが、その中にガスを入れるかどうかで
断熱性能が変わってきます。
現時点では、クリプトンガスが断熱性能が一番ですが
恐らく値段も、かなり変わってくると思います。
そんな中、
ゆきだるまのお家で使用している標準の窓は
左列のLIXIL:マイスターII という商品で
アルゴンガス入りの複層ペアガラスになっています。
比較として、YKKAPの商品も並べてみました。
「熱貫流率が低い程、断熱性能が高い」となりますが
この数値は、私が調べて拾ってきた数値ですので
もし間違っていたらゴメンナサイ。
やはり、標準設備でQ値:1.0以下を
出しているだけあって、良い物を使っていると思います。
APW330よりも、マイスターIIの方が
性能良さそうですね♪
ところが・・・家を建てる土地が
準防火地域であった場合
上記の商品を使用することが出来ず
玄関ドアや窓を防火仕様へ変更する必要があります。
同じLIXIL・YKKAPで、防火窓が用意されていますが
熱貫流率を見ていただくと、一目瞭然ですが
大きく断熱性能が落ちてしまっています。
私の土地も準防火地域のため、
変更が必要でした。
窓自体の価格も、非常に高額となり
かつ断熱性能は下がってしまう・・・
と、大変残念なところです。。(>_<)
これから土地をお探しの方!
他の条件が同じであれば、準防火地域では無い方が
費用面では、絶対にお得です!!
仮に、土地の値段が数十万円安かったとしても
玄関ドアと窓を防火仕様へ変更するだけで
全体の価格は逆転してしまいますし、
断熱性能も下がるので、ランニングコストもかかりますよ!
・・・すみません
また土地の話になってしまいました。。
窓の話に戻りますが、仮に防火窓へ変更する場合
LIXIL:防火戸FG-Fよりも、
YKKAP:APW330防火の方が
断熱性能は良いようです。
藤城建設の担当が
『YKKAPの方が、樹脂サッシで高断熱なので
YKKAPを使おうと思います』
と言っていたのは、間違いでは無かった様子。
一安心。。
でも、表の一番右列をご覧下さい。
あれ・・・
LIXILの防火戸サーモスXの方が
性能良さそうな感じ??
2015年初めには発売されていたようですが
紹介されなかったなぁ。。。
新しい窓で値段が高すぎるのか
窓の種類が少なくて選ばなかったのか・・・
きっと何かしら理由があると思いますので
今度、担当者に聞いてみますね。
最後に、トリプル窓の紹介です。
こちらは、残念ながら防火仕様では無いため
準防火地域では使用できませんが
どちらも素晴らしい性能ですね。
防火窓への変更費用よりも、トリプル窓へ変更の方が
安くなりそうなため、尚更羨ましい限りです。
また、今年の4月〜販売開始となりますが
先月1月末に、LIXILが発表した窓が
世界初「高性能5層ガラス」の窓を開発し、
世界最高峰の断熱性能0.55W/u・Kを実現
高性能窓「レガリス」新発売
〜窓の持つ開放性はそのままに、
壁とほぼ同等の断熱性能を実現〜
と、何と5層ガラスの窓を販売するそうです。
壁と同等の断熱性能って・・・
ゆきだるまのお家プランでも相談すれば
変更可能ですが、値段は・・・不明です。
これを使用したら、Q値はどれくらい出せるんでしょうね。
以上、窓についてご紹介させていただきました。
また何かございましたら、
コメントもしくはメールお待ちしています。
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先日、ゆきだるまのお家で標準仕様の窓について
『もう少し詳しく知りたい』とメールをいただきました。
ありがとうございます。
以前、家の断熱性能を上げるには
「窓の性能をあげるのが、一番近道」とお話しました。
◆冬場の熱移動の例
上記図のように、冬場ですと5割近くの熱は
窓から外へ逃げていきます。
※夏場は、逆に7割近くの熱は
外から窓を通って室内へ入ってくるようです。
そのため、夏は涼しく・冬は暖かく過ごすためには
窓の断熱性能UPが良いということになります。
もちろん、窓を無くせば熱の移動も極端に減りますが
そういった家には住みたくないですよねー(>_<)
そして、窓には色々種類がありますが
◆ガラスの断熱性能
トリプル(3枚) > ペア(2枚) > 1枚のみ
となっていて、
ガラスの枚数が多い程、断熱性能は上がります。
特に1枚とペアガラスでの差は大きいようで
寒冷地ではペアガラスが、ほぼ標準だと思います。
◆サッシの断熱性能
樹脂 > 樹脂+アルミ > アルミ
アルミは金属ですので、やはり熱を通しやすく
断熱性能としては、樹脂に負けてしまいます。
また、アルミの方が結露が発生しやすいようです。
※樹脂サッシも結露が全く発生しない訳では
無いですよ。
◆ガラス間の層の断熱性能
クリプトンガス > アルゴンガス > 空気のみ
複層ガラスの場合、ガラスとガラスの間に
空間が生まれますが、その中にガスを入れるかどうかで
断熱性能が変わってきます。
現時点では、クリプトンガスが断熱性能が一番ですが
恐らく値段も、かなり変わってくると思います。
そんな中、
ゆきだるまのお家で使用している標準の窓は
左列のLIXIL:マイスターII という商品で
アルゴンガス入りの複層ペアガラスになっています。
比較として、YKKAPの商品も並べてみました。
「熱貫流率が低い程、断熱性能が高い」となりますが
この数値は、私が調べて拾ってきた数値ですので
もし間違っていたらゴメンナサイ。
やはり、標準設備でQ値:1.0以下を
出しているだけあって、良い物を使っていると思います。
APW330よりも、マイスターIIの方が
性能良さそうですね♪
ところが・・・家を建てる土地が
準防火地域であった場合
上記の商品を使用することが出来ず
玄関ドアや窓を防火仕様へ変更する必要があります。
同じLIXIL・YKKAPで、防火窓が用意されていますが
熱貫流率を見ていただくと、一目瞭然ですが
大きく断熱性能が落ちてしまっています。
私の土地も準防火地域のため、
変更が必要でした。
窓自体の価格も、非常に高額となり
かつ断熱性能は下がってしまう・・・
と、大変残念なところです。。(>_<)
これから土地をお探しの方!
他の条件が同じであれば、準防火地域では無い方が
費用面では、絶対にお得です!!
仮に、土地の値段が数十万円安かったとしても
玄関ドアと窓を防火仕様へ変更するだけで
全体の価格は逆転してしまいますし、
断熱性能も下がるので、ランニングコストもかかりますよ!
・・・すみません
また土地の話になってしまいました。。
窓の話に戻りますが、仮に防火窓へ変更する場合
LIXIL:防火戸FG-Fよりも、
YKKAP:APW330防火の方が
断熱性能は良いようです。
藤城建設の担当が
『YKKAPの方が、樹脂サッシで高断熱なので
YKKAPを使おうと思います』
と言っていたのは、間違いでは無かった様子。
一安心。。
でも、表の一番右列をご覧下さい。
あれ・・・
LIXILの防火戸サーモスXの方が
性能良さそうな感じ??
2015年初めには発売されていたようですが
紹介されなかったなぁ。。。
新しい窓で値段が高すぎるのか
窓の種類が少なくて選ばなかったのか・・・
きっと何かしら理由があると思いますので
今度、担当者に聞いてみますね。
最後に、トリプル窓の紹介です。
こちらは、残念ながら防火仕様では無いため
準防火地域では使用できませんが
どちらも素晴らしい性能ですね。
防火窓への変更費用よりも、トリプル窓へ変更の方が
安くなりそうなため、尚更羨ましい限りです。
また、今年の4月〜販売開始となりますが
先月1月末に、LIXILが発表した窓が
世界初「高性能5層ガラス」の窓を開発し、
世界最高峰の断熱性能0.55W/u・Kを実現
高性能窓「レガリス」新発売
〜窓の持つ開放性はそのままに、
壁とほぼ同等の断熱性能を実現〜
と、何と5層ガラスの窓を販売するそうです。
壁と同等の断熱性能って・・・
ゆきだるまのお家プランでも相談すれば
変更可能ですが、値段は・・・不明です。
これを使用したら、Q値はどれくらい出せるんでしょうね。
以上、窓についてご紹介させていただきました。
また何かございましたら、
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