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2016年02月12日
換気システムはどれが良いの? 〜第1種と第3種換気
こんにちは、つばさです。
住宅のシックハウス対策として
2003年の建築基準法の改正により、新しく家を建てる場合は
24時間換気設備を必ず導入しなければいけなくなっています。
具体的な基準として
1時間で、家の中の半分の空気が入れ替える事が
出来るような換気設備を設置する義務があります。
※2時間で、家の中全ての空気を入れ替える
そして、3種類の換気システムが存在しますので
それぞれの説明と、メリット・デメリットをお話いたします。
給気 → 家の外から、室内へ取り入れる
排気 → 室内から、家の外へ出す
の意味として、ここでは以下使用いたします。
◆第1種換気システム
給気:機械(換気扇)
排気:機械(換気扇)
給気も排気も、換気扇を使用するため
電気代が高くなってくると言われていますが
機械で強制的に、空気を出し入れして循環するため
家の中の空気を新鮮な状態にすることが出来ます。
※フィルターをキレイに保つ必要あり
また基本的には、熱交換型システムを搭載させる事で
冬場、外の冷たい空気を
そのまま室内に取り込まないよう工夫されており
温度低下を防ぐことで、暖房費の節約が見込まれます。
藤城建設:ゆきだるまのお家では、
この第一種換気システムが採用しています。
電気代は、月:500円台と説明を受けています。
パナソニック製:熱交換率が最大80%の製品で
(熱交換率:90%などの最新の商品には負けますが・・・)
例えば、外気温度マイナス5度、室温プラス25度とした場合
温度差30度×80%=24度の熱回収となり
計算上では、マイナス5度+24度=19度の温度で
室内へ空気が入ってくることになります。
そのため、部屋の温度低下を防ぐことが出来る
ということになります。
◆第2種換気システム
給気:機械(換気扇)
排気:自然
一般住宅では、使用されていません。
強制的に空気を取り入れ、室内の気圧が高くなる関係から
無菌状態が求められる手術室などで利用されています。
国内の住宅メーカーでは、パナホームさんが
第2種換気を一般住宅に採用されているようです。
◆第3種換気システム
給気:自然
排気:機械(換気扇)
一般的な換気システムで、賃貸マンションなどでも
良く見かけます。
第2種同様に、給気・排気の片方だけが機械ですので
電気代が安くすむというメリットがあり、導入費用も
安いと言われています。
但し、自然給気となるため外部の冷たい空気が
そのまま入ってくる → 室温が下がるといったことが
考えられます。
※換気口の近くにいると寒く感じたりしますね
ここまでだけを見ると、電気代が少しかかるけど
第1種換気の方が、第3種換気よりも良いのでは?と
思えます。
ただ、第1種換気システムのデメリットとして
●手入れが大変
→ フィルター汚れてると、新鮮ではない
空気が入ってくる可能性あり
●メンテナンス費用が高い可能性あり
→ メンテナンスについては具体的な説明を
まだ受けていないですが、
一定期間で、部品の交換が必要な可能性があり
第3種に比べると、維持費がかかる筈です。
といったことが考えられます。
月の電気代:300〜400円くらいは暖房費節約で
全然、元が取れると思いますが
機器交換の費用は、全く未定ですね。。。
一体どちらの換気システムが良いのでしょうか・・。
住宅メーカーを探しているときも
『第●種の方が絶対いいですよ!』と、
自社のシステムを勧めてくるのですが
そんな中、第3種換気のある住宅メーカーが
『第一種だと、少し暖かい空気が入ってくるって言いますが
第三種でも給気口を閉めちゃえば、外からの冷たい空気
入ってこないから一番、室温を下げないですみますよ!』
と無茶苦茶なアピールをしてました。
いや・・・確かにそうなんですけど・・・
そもそも給気口閉めちゃったら、換気できなくなって
空気悪いとか結露とか・・・
他の問題が発生しますよ(>_<)
そんなおススメをしてくるメーカーさんは注意ですね。
それぞれ一長一短があるため
どれが最も一番良いか?
の結論は出ないと思いますが
現時点の考えとしては・・・
北海道のような寒冷地で、高気密の家を建てる場合は
外からの空気を温めて取り込める、
第1種換気システムが良いかなと思います。
あとは、メンテナンスにどれだけ手間と費用が
必要かがポイントです。
この部分は、実際に導入してからの判断ですね。
逆に寒冷地でなければ、第1種はオーバースペックのため
初期費用やランニングコストなどを考えると
第3種換気システムでも十分かと思います。
既に、第1種換気システム使ってるよ〜という方が
いらっしゃれば、ぜひ感想を聞かせて欲しいです。
まだ半年は先ですが、私の方でも実際に
使用後の感想を載せていきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。
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住宅のシックハウス対策として
2003年の建築基準法の改正により、新しく家を建てる場合は
24時間換気設備を必ず導入しなければいけなくなっています。
具体的な基準として
1時間で、家の中の半分の空気が入れ替える事が
出来るような換気設備を設置する義務があります。
※2時間で、家の中全ての空気を入れ替える
そして、3種類の換気システムが存在しますので
それぞれの説明と、メリット・デメリットをお話いたします。
給気 → 家の外から、室内へ取り入れる
排気 → 室内から、家の外へ出す
の意味として、ここでは以下使用いたします。
◆第1種換気システム
給気:機械(換気扇)
排気:機械(換気扇)
給気も排気も、換気扇を使用するため
電気代が高くなってくると言われていますが
機械で強制的に、空気を出し入れして循環するため
家の中の空気を新鮮な状態にすることが出来ます。
※フィルターをキレイに保つ必要あり
また基本的には、熱交換型システムを搭載させる事で
冬場、外の冷たい空気を
そのまま室内に取り込まないよう工夫されており
温度低下を防ぐことで、暖房費の節約が見込まれます。
藤城建設:ゆきだるまのお家では、
この第一種換気システムが採用しています。
電気代は、月:500円台と説明を受けています。
パナソニック製:熱交換率が最大80%の製品で
(熱交換率:90%などの最新の商品には負けますが・・・)
例えば、外気温度マイナス5度、室温プラス25度とした場合
温度差30度×80%=24度の熱回収となり
計算上では、マイナス5度+24度=19度の温度で
室内へ空気が入ってくることになります。
そのため、部屋の温度低下を防ぐことが出来る
ということになります。
◆第2種換気システム
給気:機械(換気扇)
排気:自然
一般住宅では、使用されていません。
強制的に空気を取り入れ、室内の気圧が高くなる関係から
無菌状態が求められる手術室などで利用されています。
国内の住宅メーカーでは、パナホームさんが
第2種換気を一般住宅に採用されているようです。
◆第3種換気システム
給気:自然
排気:機械(換気扇)
一般的な換気システムで、賃貸マンションなどでも
良く見かけます。
第2種同様に、給気・排気の片方だけが機械ですので
電気代が安くすむというメリットがあり、導入費用も
安いと言われています。
但し、自然給気となるため外部の冷たい空気が
そのまま入ってくる → 室温が下がるといったことが
考えられます。
※換気口の近くにいると寒く感じたりしますね
ここまでだけを見ると、電気代が少しかかるけど
第1種換気の方が、第3種換気よりも良いのでは?と
思えます。
ただ、第1種換気システムのデメリットとして
●手入れが大変
→ フィルター汚れてると、新鮮ではない
空気が入ってくる可能性あり
●メンテナンス費用が高い可能性あり
→ メンテナンスについては具体的な説明を
まだ受けていないですが、
一定期間で、部品の交換が必要な可能性があり
第3種に比べると、維持費がかかる筈です。
といったことが考えられます。
月の電気代:300〜400円くらいは暖房費節約で
全然、元が取れると思いますが
機器交換の費用は、全く未定ですね。。。
一体どちらの換気システムが良いのでしょうか・・。
住宅メーカーを探しているときも
『第●種の方が絶対いいですよ!』と、
自社のシステムを勧めてくるのですが
そんな中、第3種換気のある住宅メーカーが
『第一種だと、少し暖かい空気が入ってくるって言いますが
第三種でも給気口を閉めちゃえば、外からの冷たい空気
入ってこないから一番、室温を下げないですみますよ!』
と無茶苦茶なアピールをしてました。
いや・・・確かにそうなんですけど・・・
そもそも給気口閉めちゃったら、換気できなくなって
空気悪いとか結露とか・・・
他の問題が発生しますよ(>_<)
そんなおススメをしてくるメーカーさんは注意ですね。
それぞれ一長一短があるため
どれが最も一番良いか?
の結論は出ないと思いますが
現時点の考えとしては・・・
北海道のような寒冷地で、高気密の家を建てる場合は
外からの空気を温めて取り込める、
第1種換気システムが良いかなと思います。
あとは、メンテナンスにどれだけ手間と費用が
必要かがポイントです。
この部分は、実際に導入してからの判断ですね。
逆に寒冷地でなければ、第1種はオーバースペックのため
初期費用やランニングコストなどを考えると
第3種換気システムでも十分かと思います。
既に、第1種換気システム使ってるよ〜という方が
いらっしゃれば、ぜひ感想を聞かせて欲しいです。
まだ半年は先ですが、私の方でも実際に
使用後の感想を載せていきたいと思いますので
よろしくお願いいたします。
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