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2011年09月21日
化学繊維の時代 ◆ナイロンストッキングからパンティストッキングへ 「N-DAY」
出典
カラー版世界服飾史
株式会社美術出版社
ISBN 4-568-40042-2 C3070
[章 20世紀後半
166ページ
化学繊維の時代
宇宙が現実的に解明されはじめるなど化学が著しい進歩をみせたこの時代は,化学繊維の発明・開発の時代でもあった.人類初の人工の繊維ナイロンはアメリカのカローザス博士によって1935年に発明されていたが,1940年になってデュポン社からストッキングとして売り出されると大きな人気をよんだ.戦後になって,強くて安いナイロン・ストッキングは女性の長年の夢を実現したものとして絹にかわって世界のストッキング市場を席捲していく.60年代にミニが登場し,パンツ部分とストッキング部分が一体化したパンティストッキングへと形を変え,広く女性に用いられている.
170ページ
◆ナイロンストッキングからパンティストッキングへ
1940年5月15日,女性用ストッキングとして全米で一斉に売り出されたナイロン・ストッキングは,怪我人が出るほどの騒ぎを引き起こした.後にこの日は「N-DAY」として記録される.戦争のさなかでもあり,アメリカ以外の国でははきたくても入手困難だったナイロンストッキングをはいているように見せかけるため,パリの女性達の中には,当時後ろ中央にシームが入っていたナイロンストッキングに似せて,素足のふくらはぎ中央に黒い線を引いたりするものもあった.
戦争が終わると「クモの糸よりも細く優美で鋼鉄よりも強い」ナイロンは,それまでの絹のストッキングにかわり世界中の女性を虜にした.50年代の高くて細いヒールの靴の流行とともにシームはファッションの重要なポイントになったが,ミニスカートが流行する60年代になるとストッキングには大きな変化が見え始める.シームレスへ,さらには67年に太股半ばまでの短さになったミニスカートにはそれまでのストッキングをガーターベルトでつるすという方式では現実にあわなくなり,パンツと一続きの形態,パンティストッキングが生まれた.70年代からはエクササイズブームにより,厚手のパンティストッキングであるタイツの需要が広がった. (深井)
世界服飾史 単行本 – 1998/3
深井 晃子 (著), 古賀 令子 (著), 石上 美紀 (著), 徳井 淑子 (著), 周防 珠実 (著), & 1 その他
カラー版世界服飾史
株式会社美術出版社
ISBN 4-568-40042-2 C3070
[章 20世紀後半
166ページ
化学繊維の時代
宇宙が現実的に解明されはじめるなど化学が著しい進歩をみせたこの時代は,化学繊維の発明・開発の時代でもあった.人類初の人工の繊維ナイロンはアメリカのカローザス博士によって1935年に発明されていたが,1940年になってデュポン社からストッキングとして売り出されると大きな人気をよんだ.戦後になって,強くて安いナイロン・ストッキングは女性の長年の夢を実現したものとして絹にかわって世界のストッキング市場を席捲していく.60年代にミニが登場し,パンツ部分とストッキング部分が一体化したパンティストッキングへと形を変え,広く女性に用いられている.
170ページ
◆ナイロンストッキングからパンティストッキングへ
1940年5月15日,女性用ストッキングとして全米で一斉に売り出されたナイロン・ストッキングは,怪我人が出るほどの騒ぎを引き起こした.後にこの日は「N-DAY」として記録される.戦争のさなかでもあり,アメリカ以外の国でははきたくても入手困難だったナイロンストッキングをはいているように見せかけるため,パリの女性達の中には,当時後ろ中央にシームが入っていたナイロンストッキングに似せて,素足のふくらはぎ中央に黒い線を引いたりするものもあった.
戦争が終わると「クモの糸よりも細く優美で鋼鉄よりも強い」ナイロンは,それまでの絹のストッキングにかわり世界中の女性を虜にした.50年代の高くて細いヒールの靴の流行とともにシームはファッションの重要なポイントになったが,ミニスカートが流行する60年代になるとストッキングには大きな変化が見え始める.シームレスへ,さらには67年に太股半ばまでの短さになったミニスカートにはそれまでのストッキングをガーターベルトでつるすという方式では現実にあわなくなり,パンツと一続きの形態,パンティストッキングが生まれた.70年代からはエクササイズブームにより,厚手のパンティストッキングであるタイツの需要が広がった. (深井)
世界服飾史 単行本 – 1998/3
深井 晃子 (著), 古賀 令子 (著), 石上 美紀 (著), 徳井 淑子 (著), 周防 珠実 (著), & 1 その他
posted by hosiery at 16:45
| ストッキングとガーターの起源についての資料
2011年09月08日
ストッキングの歴史は古代ギリシャに遡り、中国や日本の女性は何世紀にもわたってシルクの靴下を着ていました。
(グーグル翻訳そのまんまでごめんね)
ストッキング(靴下、ホース、パンティーストッキング、ナイロン、タイツなど)は古代ギリシャに遡り、中国や日本の女性は何世紀にもわたってシルクの靴下を着ていましたか?ストッキングのための最初の編み機は1589年に発明されたので、男性は18世紀によく着用し続けたほど人気がありました。
+------------------------------------------------------+
Did you know that stockings (aka hosiery, hose, pantyhose, nylons, tights, etc...) date back to ancient Greece, and that women in China and Japan have been wearing silk socks for centuries?!? The first knitting machine for stockings was invented in 1589, they were so popular that men even continued to wear them well into the 18th century.
参照
http://meliegirls.blogspot.jp/2010/09/history-of-hosiery.html
ストッキング(靴下、ホース、パンティーストッキング、ナイロン、タイツなど)は古代ギリシャに遡り、中国や日本の女性は何世紀にもわたってシルクの靴下を着ていましたか?ストッキングのための最初の編み機は1589年に発明されたので、男性は18世紀によく着用し続けたほど人気がありました。
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Did you know that stockings (aka hosiery, hose, pantyhose, nylons, tights, etc...) date back to ancient Greece, and that women in China and Japan have been wearing silk socks for centuries?!? The first knitting machine for stockings was invented in 1589, they were so popular that men even continued to wear them well into the 18th century.
参照
http://meliegirls.blogspot.jp/2010/09/history-of-hosiery.html
posted by hosiery at 20:17
| ストッキングとガーターの起源についての資料
2011年09月07日
Colourful and Unique Period Hose っていう Pinterest に昔の Hose がいっぱいだった件
Colourful and Unique Period Hose
Pre-17th century examples of coloured and crazy looking hose/socks/leggings.
https://www.pinterest.jp/u4122747/colourful-and-unique-period-hose/
Pre-17th century examples of coloured and crazy looking hose/socks/leggings.
https://www.pinterest.jp/u4122747/colourful-and-unique-period-hose/
posted by hosiery at 14:48
| ストッキングとガーターの起源についての資料
靴下の歴史が学べる!台湾林口の吳福洋襪子故事館
「Guanxi Timesは海外就職・海外転職、海外で働くを身近にする情報メディアです」
https://wakuwork.jp/archives/12937#i
っていうブログ?にあった
靴下の歴史が学べる!台湾林口の吳福洋襪子故事館の
記事を見つけたのでネットメモしておこう。
「どっぷりと靴下の歴史が学べる!」
らしいです。
台湾林口の吳福洋襪子故事館、一度行ってみたいわ〜
https://wakuwork.jp/archives/12937#i
っていうブログ?にあった
靴下の歴史が学べる!台湾林口の吳福洋襪子故事館の
記事を見つけたのでネットメモしておこう。
「どっぷりと靴下の歴史が学べる!」
らしいです。
台湾林口の吳福洋襪子故事館、一度行ってみたいわ〜
posted by hosiery at 14:30
| ストッキングとガーターの起源についての資料
靴下のはじまり 「靴下博物館」より
靴下のはじまり
靴下は爪先から脚部をおおう衣類で、編物で作られている。
その編物の技術はいつごろ、どこで発祥したものであろうか。技術の歴史はその記録も少なく、保存されている製品もまれで、その事跡をたずねるのは困難とされている。しかし、1本の糸と1本のかぎ針があれば編目が作れることからすれば、その起源は相当古いものであることは想像できる。考古学的には、紀元前に作られたと思われる編物の一部が発見されている。
エジプトのアンチーノの町から多くの織物や衣類と一緒に見つかった靴下や、墳墓から発見された靴下は、編目を増やしたり減らしたりした、完全な編物で作られた指付きの子供用の靴下で、4世紀から5世紀の物とみられる。これらの靴下は、レスター美術博物館、ロンドンのビクトリア・アルバート博物館に所蔵されている。
また、カイロの古代都市の遺跡フォスタットで発掘された7世紀から9世紀頃の編物は、1インチに36目も入っている精巧なもので、エジプトでは靴下のほか帽子も編まれていたらしい。これらの発見は、編物の技術がこの時代からすでにあったことを物語っている。
靴下の発展は防寒衣料としての必要性のほか、聖職につく人が足を不浄な大地に付けないために着用し、布教とともに広がっていったとも伝えられている。
手編みが広く普及していたことは、1395年頃の宗教画の中に、4本の木の針で聖なる子供の上着を編んでいる聖母マリヤが描かれいることからも明らかである。(画家はマスター・ベルトラム、ハンブルグのKunsthalle所蔵)
エリザベス女王(1533〜1603年)が初めて手編みの絹靴下を履いたとき「もう二度と布製の靴下は履きたくない」ともらされたと、J・ストーの「イギリス年代記」に記されている。このことは編物の靴下のほかに、布帛の靴下も存在していたことを教えてくれる。
編機の発明はイギリスの牧師、ウイリアム・リー師
編機は手編みメリヤスが栄えていたエリザベス女王時代の1589年、イギリスの牧師、ウイリアム・リー(Willam Lee.1563〜1610)によって発明された。
ウイリアム・リーは、妻が身を粉にして編み仕事を続ける姿を見るにつけ、妻の仕事をもっと楽にしてあげたいとの思いから機械化を決意する。そして9年の血のにじむような研究のすえ、1589年、独創的な手動の編立機械が完成した。
最初の編機はゲージの粗いもので太い糸しか編めず、1分間に200目を編むものであった。その後改良を重ね、細い絹糸も編めるようになり、1分間に1000目編めるようになったと伝えられる。
ウイリアム・リーは、エリザベス女王に特許を申請したが許可されず、パリに渡りさらに研究を続けたが、イギリス、フランスからはともに賛意を得られず、1610年失意の内に生涯を終えた。
編機と技術は、弟ジェームスと徒弟らに継がれ、イギリスで製造が始められ、順次ヨーロッパ各国に普及していった。
出典:
無印良品のくらしの良品研究所
6 世の中の靴下は、なぜ直角ではないのか─靴下の歴史
http://www.muji.net/lab/project/socks/110907.html
NAIGAI
靴下博物館:靴下のはじまり
https://www.naigai.co.jp/museum/history/start/index.html
靴下は爪先から脚部をおおう衣類で、編物で作られている。
その編物の技術はいつごろ、どこで発祥したものであろうか。技術の歴史はその記録も少なく、保存されている製品もまれで、その事跡をたずねるのは困難とされている。しかし、1本の糸と1本のかぎ針があれば編目が作れることからすれば、その起源は相当古いものであることは想像できる。考古学的には、紀元前に作られたと思われる編物の一部が発見されている。
エジプトのアンチーノの町から多くの織物や衣類と一緒に見つかった靴下や、墳墓から発見された靴下は、編目を増やしたり減らしたりした、完全な編物で作られた指付きの子供用の靴下で、4世紀から5世紀の物とみられる。これらの靴下は、レスター美術博物館、ロンドンのビクトリア・アルバート博物館に所蔵されている。
また、カイロの古代都市の遺跡フォスタットで発掘された7世紀から9世紀頃の編物は、1インチに36目も入っている精巧なもので、エジプトでは靴下のほか帽子も編まれていたらしい。これらの発見は、編物の技術がこの時代からすでにあったことを物語っている。
靴下の発展は防寒衣料としての必要性のほか、聖職につく人が足を不浄な大地に付けないために着用し、布教とともに広がっていったとも伝えられている。
手編みが広く普及していたことは、1395年頃の宗教画の中に、4本の木の針で聖なる子供の上着を編んでいる聖母マリヤが描かれいることからも明らかである。(画家はマスター・ベルトラム、ハンブルグのKunsthalle所蔵)
エリザベス女王(1533〜1603年)が初めて手編みの絹靴下を履いたとき「もう二度と布製の靴下は履きたくない」ともらされたと、J・ストーの「イギリス年代記」に記されている。このことは編物の靴下のほかに、布帛の靴下も存在していたことを教えてくれる。
編機の発明はイギリスの牧師、ウイリアム・リー師
編機は手編みメリヤスが栄えていたエリザベス女王時代の1589年、イギリスの牧師、ウイリアム・リー(Willam Lee.1563〜1610)によって発明された。
ウイリアム・リーは、妻が身を粉にして編み仕事を続ける姿を見るにつけ、妻の仕事をもっと楽にしてあげたいとの思いから機械化を決意する。そして9年の血のにじむような研究のすえ、1589年、独創的な手動の編立機械が完成した。
最初の編機はゲージの粗いもので太い糸しか編めず、1分間に200目を編むものであった。その後改良を重ね、細い絹糸も編めるようになり、1分間に1000目編めるようになったと伝えられる。
ウイリアム・リーは、エリザベス女王に特許を申請したが許可されず、パリに渡りさらに研究を続けたが、イギリス、フランスからはともに賛意を得られず、1610年失意の内に生涯を終えた。
編機と技術は、弟ジェームスと徒弟らに継がれ、イギリスで製造が始められ、順次ヨーロッパ各国に普及していった。
出典:
無印良品のくらしの良品研究所
6 世の中の靴下は、なぜ直角ではないのか─靴下の歴史
http://www.muji.net/lab/project/socks/110907.html
NAIGAI
靴下博物館:靴下のはじまり
https://www.naigai.co.jp/museum/history/start/index.html
posted by hosiery at 14:14
| ストッキングとガーターの起源についての資料