2020年03月02日
競馬史上に残る歴史的名馬ランキングトップ5
1954年に中央競馬が発足されてから日本の国営ギャンブルとして多くの国民に愛されている競馬。長い歴史を誇る競馬の歴史上、人々の心に残る歴史的名馬が数多く誕生してきましたよね。
この記事では完全なる私の独断と偏見による歴史的名馬ランキングを発表していきたいと思います。
アーモンドアイを始めとする現役馬は除外とし、既に引退した競争馬の中から、特に歴史的名馬であると思う競争馬をピックアップして紹介していきたいと思います!
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競馬史に残る歴史的名馬ランキング
それでは早速ですが、歴史的名馬ランキングを上位の馬から発表していきたいと思います。完全に独断と偏見で選んでいますので「あの馬がいない!」という事が多くあるでしょう。その点はご了承下さいね。
第1位:ディープインパクト
日本の歴史上最高の名馬はディープインパクトです。2005年に日本競馬史上6頭目の中央競馬クラシック三冠を達成。無敗での達成はシンボリルドフル以来2頭目という快挙でした。日本調教馬としては史上初めて芝の長距離部門で世界ランキング1位になっており、引退して種牡馬になってからも2012年から2018年まで日本のリーディングサイアーとして数多くのG1ホースを誕生させています。
現役中から引退して種牡馬になってからも常にレジェンドとして伝説的な活躍をしてきたディープインパクトは間違いなく歴史的名馬として今後語り継がれていくでしょう。
通算成績は14戦12勝で獲得賞金額は14億5000万円。ディープインパクトの引退レースである有馬記念はJRA史上に残る名レースであるとして有名です。実況の「間違いなく飛んだ!これが最後のディープインパクト!」という名言は今も語り継がれています。
第2位:オグリキャップ
地方競馬から中央競馬へ移籍して大活躍した歴史的名馬オグリキャップ。平成三強と言われたスーパークリーク、イナリワンと共に第二次競馬ブームと立役者として社会現象を巻き起こした歴史的名馬です。
芦毛の怪物と呼ばれ、 1988年度のJRA賞最優秀4歳牡馬、1990年度のJRA賞最優秀5歳以上牡馬および年度代表馬、1991年度にはJRA顕彰馬に選出されています。
笠松競馬場でデビューしてから重賞5勝を含む8連勝を記録、中央競馬に移籍してからもG1を4勝しています。決して諦めない最後まで全力で戦う姿勢が多くの競馬ファンの涙腺を刺激しました。
引退レースとなった有馬記念は今でもJRA史上最高のレースとも呼ばれている位、素晴らしいレースとして語り継がれています。鞍上は武豊騎手。「オグリ1着!オグリ1着!オグリ1着!」という実況が有名ですね。
第3位:オルフェーヴル
中央競馬史上7頭のクラシック三冠を達成したオルフェーヴル。皐月賞、オークス、宝塚記念に有馬記念と数多くのG1レースを勝利してきましたが、オルフェーヴルの名を一躍日本国内に轟かせたのは第60回阪神大賞典。
オッズ1.1倍の圧倒的1番人気で優位にレースを進めていたものの、最後のコーナーを曲がる直前にいきなり逸走。アクシデント発生かと思われる位にズルズルと後退して最下位に。しかしそこからいきなりチャージがかかり最後はクビ差の2着でゴール。騎乗していた池添騎手は「化け物だと思う」とコメントしています。
暴君と呼ばれている程に気性が荒く、レース終わりに何度も鞍上の池添騎手を振り落とす事で知られています。凱旋門賞でハナ差の2着を記録するなど、日本馬で最も世界の頂に近づいた馬である事でも知られています。性格も記録も強さも、全てピカイチの名馬であると言えるでしょう。
第4位:サイレンススズカ
歴史上最も速かった馬は誰なのか?そんな話題で競馬ファンが盛り上がるときに必ず名前が挙がるのがサイレンススズカです。しかしサイレンススズカのG1勝利は宝塚記念の1つのみ。それなのになぜサイレンススズカがこれほどまでに高い評価を得ているのかというと、それは圧倒的なレースの強さと、悲しい生涯にあります。
大逃げというスタイルでレースを圧勝してきたサイレンススズカ。最初から最後まで影も踏ませないスピードで逃げ切り大勝するというスタイルで連勝してきたサイレンススズカは、1998年の天皇賞秋に出走します。
沈黙の日曜日と呼ばれる競馬ファンからすると一生忘れられないレースで、デビュー以来最高の状態で出走。序盤から後続を突き放して好走していきますが、4コーナー手前で突然失速して骨折を発症。競争を中止して予後不良と診断され安楽死の処置が取られました。
死因はサイレンススズカのスピードが速すぎて骨が金属疲労のようになってしまったといわれています。騎乗していた武豊騎手の落胆ぶりは相当なもので、泣きながらワインを飲み泥酔したと言われています。
サイレンススズカの評価が高い理由は、エルコンドルパサーやグラスワンダーといった、同じレースで圧勝した相手がそれから大活躍したというのが大きな理由です。今でも歴史上最高の馬であると評価する人が多くいる理由なんですね。
第5位:ナリタブライアン
シャドーロールの怪物、ナリタブライアン。1994年にクラシック3冠を達成したもののその後は故障に苦しみますが、1996年に開催された阪神大賞典で見せたマヤノトップガンとの壮絶な叩き合いは、競馬史上最高の土曜日に開催されたレースとして称えられています。
史上最高の名馬として推す人が多くいる名馬中の名馬です。ちなみに阪神大章典で好走したマヤノトップガンの騎手は「ナリタブライアンが絶好調だったら吹っ飛ばされていたよ」と発言しています。ナリタブライアンの強さが良く分かりますね。
まとめ
歴史的名馬を5頭紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。もちろんほかにも数多くの名馬がおり、数多くのロマンを作っています。自分の好きな馬を見つけ、その馬の子供も応援する、それが競馬の楽しみ方の一つでもありますよね!